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耳をふさがないヘッドフォン「nwm(ヌーム) ONE」発売 NTTの技術で新たなリスニング体験を提案

ITmedia Mobile / 2024年7月19日 19時34分

耳をふさがないヘッドフォン「nwm(ヌーム) ONE」発売 NTTの技術で新たなリスニング体験を提案

「nwm ONE(ヌーム ワン)」

 NTT子会社で音響関連事業を行うNTTソノリティは7月18日、耳をふさがないヘッドフォン「nwm ONE(ヌーム ワン)」を発売した。Amazon、楽天市場、家電量販店などが取り扱う。Amazonにおける販売価格は3万9600円(税込み)だ。

 nwm ONEは、ある音波(正相)に対し、180度位相を反転させた波形(逆位相)を重ねることで、音が消える原理を応用する「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」と、声だけを届ける「Magic Focus Voice」の2つの技術を組み合わせた製品だ。

 Magic Focus Voiceは、音が2つのマイクに到達する時間差を利用して音響空間を認識し、話者を特定する「ビームフォーミング」、雑音を除去して音声だけを抽出する「スペクトルフィルター」の2つの技術をハイブリッド処理したものだ。

 高域を再生する12mm径のツイータードライバーと、低歪で低域を再生する35mm径のウーファードライバーも採用している。この他、ソニーの立体音響体験「360 Reality Audio」、低消費電力のBluetooth規格「LE Audio」、複数台の機器と同時接続が可能な「マルチポイント」などに対応している。専用アプリ「nwm Connect」でイコライザの調整もできる。可能重量は約185gとなっている。

 NTTソノリティは、NTTの長年の音響技術を生かした音響メーカーとして、日本電信電話が2021年9月に設立した企業だ。2022年11月にコンシューマー音響ブランド「nwm(ヌーム)」を発表後、「人と人のコミュニケーションをさらに快適にすること」を目的にエンドユーザーに対して音響デバイスを提供してきた。

 2024年1月18には、外の現場向けの音声コミュニケーションツール「BONX WORK(ボンクスワーク)」を販売するBONX(ボンクス)を関連会社化したと発表。耳元に音を届ける特性を持つヘッドセットを生かし、仕事現場で大きな声を出さずに会話できるようにした他、会話だけでなくテキストベースでもやりとりできるBONX WORKとの連携を訴求している。

 これらをセットにした音声DXサービス「ゼロからはじめるNTTの現場DX」で、「声が聞こえづらい」「重いトランシーバーが持ちづらい」「長時間イヤフォンを装着すると耳がつかれる」などといった現場の課題解決を目指している。なお、nwm ONEは「本サービスには対応していない」(NTTソノリティ広報)が、聞きたい音だけが聞こえる、新しいリスニング体験を一般消費者に届ける新たなツールとして発展しそうだ。

  NTTソノリティ広報は、「nwmブランドのフラグシップであるnwm ONEの発売とともに、nwmを身に着けて共存のすばらしさを共感していただき、デバイスをきっかけに生活がより豊かになる、そんな世界観を実現していきたいと考えている。そして、今後も音のテクロノジーを活かし、“ライフスタイルに寄り添う”ブランドとしてnwmをオンリーワンなブランドへ成長させていきたい」と意気込む。

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