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「iOS 18」のパブリックβを試す ホーム画面のカスタマイズ性が大幅に向上、RCSは現時点では非対応か

ITmedia Mobile / 2024年7月20日 11時31分

 「Plus」や「Max」のつく大画面版iPhoneは、特に片手だと画面上部に指が届きにくかった。iOS 16でウィジェットが導入されてからは、“飾り”としてそれを配置しておくことで、頻繁にタッチするアイコンを下部に寄せられたものの、見栄えが変わったり、壁紙が覆われたりしてしまうのが難点だった。自由配置が可能になったことで、この問題がついに解消された格好だ。OSのアップデートではあるが、端末の選好にも変化を与えそうな印象を受けた。

 iOS 18を紹介するサイトなどではほとんど触れられていないが、そのウィジェットを呼び出す方法も簡単になった。同バージョンから、アプリのアイコンとウィジェットがシームレスに切り替わるようになっており、ワンタッチで両方の状態を行き来できる。アイコンを配置した後、もう少し目立たせるためにウィジェットにしたり、逆にウィジェットをアイコンに戻したりといった操作が、より直感的になった。

 アプリのセキュリティも強化されており、Face IDなどでロックをかけることも可能になっている。これまでは、サードパーティーアプリが個々にこうした機能を実装していたが、それをOSレベルでサポートした格好だ。プリインストールアプリの中では、「カレンダー」や「メール」「メモ」といったプライバシーに関わるアプリをロックできる。逆に、「時計」や「ショートカット」「マップ」などのアプリは、Face IDに非対応だった。また、アプリ自体を非表示してアプリライブラリーからしか呼び出せないようにすることも可能だ。

●アイコンの色合い変更やコントロールセンターのカスタマイズも可能に

 アイコンの配置の自由度が増しただけでなく、デザインのカスタマイズも選択肢が豊富になった。アプリごとに異なるアイコンの色彩を統一できるためだ。アイコンを移動可能な状態にした後、「カスタマイズ」を選ぶと、「ダーク」や「ライト」といったテーマを選択できる。ダークを選ぶと、アイコンも黒を基調としたものに切り替わる。

 ここで「色合い調整」を選択すると、アイコンの色合いを好みのものに調整することが可能だ。Androidには似たような機能があったが、アイコンの色合いが統一されると、見た目はそれに近くなる。このカスタマイズは、プリインストールされたApple純正アプリだけでなく、サードパーティーのアプリにも適用されるため、統一感が出しやすい。

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