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「AQUOS R9」を3週間使って感じた真価 “生活に溶け込むスマートフォン”の理想形だ

ITmedia Mobile / 2024年8月6日 11時27分

「AQUOS R9」を3週間使って感じた真価 “生活に溶け込むスマートフォン”の理想形だ

AQUOS R9

 シャープの新フラグシップモデル「AQUOS R9」をレビューする。外部デザイナーの起用でデザインを刷新した新モデルだ。今期はカメラ特化型の最上位モデル「AQUOS R9 pro」が投入されないため、この機種がシャープのフラグシップとなる。価格はSIMフリー版で10万円前後を想定する。シャープから実機を借りる機会を得たので、その実力を見ていこう。

●端正なフォルムの中に息づく生命感

 AQUOS R9のフォルムでまず目を引くのは、カメラ周りのデザインだ。自由曲線を多用したカメラ周辺の配置は、ジブリ映画のキャラクターに例えられたが、どこか有機的な印象を受ける。全体としては秩序だった印象のデザインの中で、絶妙なアクセントとなっている。

 側面や背面、ディスプレイ角のアールの付け方にも細やかな配慮が感じられる。その柔和な曲線は、まるでキッチン家電のような親しみやすさを醸し出している。カラーバリエーションはグリーンとホワイトの2色展開だが、清潔感のある印象だ。背面素材は強化ガラスを採用。カメラバンプの部分はアルミ素材で、ダイヤモンドカットによって存在感を出している。

 前面を見ると、上下左右のベゼルに太い部分がなく、画面と外枠のバランスが絶妙だ。約6.5型の画面サイズで、本体サイズは約75(幅)×156(高さ)×8.9(奥行き)mmと、大きくなりすぎないサイズ感に抑えている。重さも195gで、手に持ったときの負担に配慮されている。

 唯一気になるのは指紋センサーの位置だ。右側面の電源ボタンと一体化されているため、右手で持つ場合は親指で自然に操作できるが、左手で使用する際には人差し指でも押しづらい位置にある。前機種と同じ配置だが、ここは画面内蔵型の指紋センサーを採用した方がよかったのではないかと思う。

●目に吸い付くPro IGZO OLEDディスプレイ

 画面サイズは約6.5型で、シャープの独自技術Pro IGZO OLEDディスプレイを採用している。多くのハイエンドスマートフォンの120Hz駆動を上回る。黒フレームの挿入という工夫で240Hz相当の駆動を実現している。

 「画面がヌルヌル動く」という表現がぴったりくるほど、その動きは滑らかで、使い心地のよさでは一歩先行く印象だ。暇さえあればXやThreadsのタイムラインを流し見してしまうようなSNSヘビーユーザーなら、この滑らかさの恩恵を強く実感できるはずだ。

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