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折り紙のように装着するiPhoneケース「スマハラ」レビュー 予想外の使用感で驚き

ITmedia Mobile / 2024年8月27日 12時5分

 取り付けるのは楽だったが、使い勝手はどうだろうか。

●画面タッチ、耐衝撃性はどうか?

 まずは取り付けた後のiPhone 15 Proの外観をチェックしてみよう。スマハラが本体から少々浮いているような印象を受けるが、慣れれば気にならない。

 スマハラは貼り付けない構造のためiPhone本体から多少浮いた状態になる。浮いていてはさすがに操作しづらいだろうと予想していたのだが、それは大いに外れた。というのも、ガラスフィルムを装着したiPhoneと大して操作性に違いがなかったからだ。パフッと浮いているフィルムの上で指を滑らせるとiPhoneのディスプレイが反応を示す。これはなかなか面白い感覚で、何度も指を上下左右に動かしてしまった。

 文字入力では、いわゆるテンキー部分、つまり文字のあるキーの反応は良いのだが、右の列に並ぶバックスペースキーと空白キー、そして改行キーの反応が鈍かった。右背面のパーツは折りたたんで最後にかぶせる部分のため、スマハラとディスプレイのスキマが大きいからだ。

 ただこれは左手で操作するから気になるのであって、右手で入力する人であればあまり問題にならないと感じた。というのも、右手持ちであれば浮いている部分を母指球(手のひらにある親指の付け根のふくらみ)で抑えるからだ。購入時の参考にしてほしい。

 耐衝撃性はあまり期待できないが、少なくともiPhoneを全方位からスマハラが覆っているので、鍵など硬いものの入ったバッグの中に入れたり、屋外で取り扱ったりしても傷がつくことは防げそうだ。PET素材なので汚れたら洗える。もちろん何度でも付け外しできるので、思う存分洗うことが可能だ。

 また、外出先で汚れた際にも、ささっと水拭きできるのが良いところだ。筆者が試したところ、アルコール入りの除菌ウェットティッシュを使っても、表面が溶ける、スジが残るなどの変化は見られなかった。手を拭くのと同じ感覚で拭けるので、衛生に気を使う人であればありがたいと感じるかもしれない。

●インカメラやワイヤレス充電への影響は?

 ほとんどのコントロールに容易にアクセスできるよう、切り込みの入っているスマハラだが、インカメラ部分やMagSafe部分は覆っている。使用上、問題はないのだろうか。

 結論からいえば「ない」というのが答えだ。

 インカメラで撮影したら、多少のくもりやかすみによって“美肌効果”が見られるかとわくわくしたのだが、そのようなことはなく、撮影した写真を確認したところ、毛穴の一つ一つまでしっかり写していた。

 残念ながら、MagSafe充電のできる充電器がなかったので磁力が損なわれているかどうかの確認はできなかったのだが、ワイヤレス充電台に置いたところ、すぐに充電を開始していた。薄さ0.2mmという超極薄フィルムのおかげだろう。

 「貼らなくて良いのは便利そうだけど、使用感が悪ければ装着したくないなぁ」──と考えていたのだが、良い意味で予想を裏切られた形となった。iPhoneが、ほぼ何もつけていないような見た目になるので、購入後しばらくの間、新しいiPhoneを愛でていたいという人や、「“スマホは裸族派”だが、何もしないのも不安」だという人、さらにお気に入りのカバーが見つかるまでのつなぎを探していたという人にとってスマハラは良い選択肢になるだろう。

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