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薄さ11mmの3つ折りスマホ、GalaxyやPixelにはない新たな使い方を提案 コンセプトから見えた「折りたたみスマホの次」

ITmedia Mobile / 2024年9月5日 6時5分

薄さ11mmの3つ折りスマホ、GalaxyやPixelにはない新たな使い方を提案 コンセプトから見えた「折りたたみスマホの次」

3つ折りの「PHANTOM ULTIMATE 2」

 折りたたみスマートフォン(フォルダブルスマートフォン)に新たな選択肢が追加されるかもしれない。中国Transsion(トランシオン)が展開するTecno(テクノ)は8月28日、3つ折りスマホ「PHANTOM ULTIMATE 2」を発表した。

 PHANTOM ULTIMATE 2は中国Tecnoが示す新たなコンセプトモデル。スマートフォン業界で最も薄い0.25mmのバッテリーカバーを搭載したことで、折りたたんだ状態の厚さは11mmとなっている。30万回以上の折りたたみに耐えられるよう、2100MPaの強度を持つヒンジも備える。

 折りたたみスマホの市場には、横開きでタブレットのように使えるタイプの「Galaxy Z Fold6」「Google Pixel 9 Pro Fold」や、縦方向に開閉するタイプの「Galaxy Z Flip6」「motorola razr 50」シリーズが存在するが、PHANTOM ULTIMATE 2は横開きに近い形で3つ折りが可能なタイプとなる。

 閉じた状態では6.48型のディスプレイを利用でき、開けばアスペクト比が4:3で10型のディスプレイを利用できる。開いた状態で利用できるディスプレイサイズはGalaxy Z Fold6の7.6型、Pixel 9 Pro Foldの8型より大きい。

 UI(ユーザーインタフェース)やアプリの挙動に関する詳細は不明だが、Tecnoは「UIは大画面での表示やテントモードなど、さまざまなユースケースに適応している」と説明している。

 映画を見ながらメッセージに応答したり、Webブラウザで情報を得ながらSNSでコミュニケーションを取る、といった使い方は2つ折りのスマホでも実現しているが、3つ折りスマホでは画面を3分割して使用することで、2つ折りとは異なる利便性を体感できるだろう。

 例えば、1つ目の画面で調べたい情報を表示し、2つ目の画面でその情報を翻訳。その結果を3つ目の画面で相手に見せるといった使い方が可能だ。また、1つ目の画面をキーボードとして使用し、2つ目の画面にメモを表示しながら、3つ目の画面をキックスタンド付きのノートPCのように安定させることも考えられる。

 ただ、折りたたみスマホならではの使い勝手については、3つ折りスマホも2つ折りスマホ同様に、UIやアプリの挙動に左右されるところ。コンセプトの段階であるため、どのアプリが対応しているのかも不明だが、今後の進化にはスマホ本体だけでなく、ソフトウェアの最適化や改善も欠かせない。

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