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「iPhone 16/16 Pro」の実機を速攻チェック 新搭載の「カメラコントロール」や“大きくなった”Proはどう?

ITmedia Mobile / 2024年9月10日 14時38分

 カメラコントロールはApple Intelligenceとも連動する予定で、看板や風景など、目の前にあるものを生成AIに質問する際に活用できるようになる。いわば、カメラがApple Intelligenceの目で、それを呼び出すためのボタンがカメラコントロールになるというわけだ。残念ながら、現時点ではまだこの機能はハンズオンエリアにあった実機には実装されていなかったが、直感的に生成AIを使える機能として注目しておきたい。

●Proモデルは狭額縁化によってディスプレイサイズほど大型化せず

 Proモデルも、カメラコントロールに対応。側面のボタンはノーマルモデルとProモデルで共通になった。一方で、iPhone 16 Pro/16 Pro Maxは、それぞれディスプレイサイズが大型化し、iPhone 16 Proが6.3型、iPhone 16 Pro Maxが6.9型に拡大。それぞれ、0.2型ずつ面積が広がっている。

 先代のモデルと並べて撮った写真を見ると分かりやすいが、これは、ディスプレイのベゼルを細くし、表示領域を広げたためだ。この改善のおかげで、単に画面サイズが大きいだけでなく、見た目もよりシャープな印象になった。狭額縁化で画面サイズを上げているため、横幅のサイズアップは0.9mmに抑えられている。画面サイズほどボディーは大型化していない。ハンズオンの短期間での利用ということもあってか、持ち比べても、それほど大きな差は感じられなかった。

 カメラは、ハードウェアとして超広角カメラが12メガピクセルから48メガピクセルに画素数を上げ、マクロ撮影の画質が大きく上がっている。また、望遠カメラは、もともとiPhone 15 Pro Maxのみだった光学5倍ズームが、小型サイズにも広がり、2モデルでスペックがそろえられた。サイズや重量が許容できず、泣く泣く5倍ズームを諦めていたユーザーには、うれしいアップデートといえそうだ。

●Apple Intelligenceは米国英語のみ対応 言語変更で日本でも使える

 4機種とも、Apple Intelligenceに対応しており、メールの文章作成や、やりとりが続いたメールの要約などが可能。Siriもより賢くなっており、文脈を読み取ってくれる。また、iPhone版の消しゴムマジックともいえそうな、映り込んだ一部の被写体を消去する機能も備える。ただし、これらの機能はいずれも米国英語のみの対応。本体の設定で、言語を変更する必要がある。基調講演でアナウンスされたように、日本語への対応は2025年を予定している。

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