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iPhoneは毎年買い換えた方がお得なのか 長期利用のメリットと注意点も考える

ITmedia Mobile / 2024年9月16日 10時5分

 これは、1~12回目支払い合計額36円(3円×12回)に、早トクオプション利用料の1万9800円と、あんしん保証パックサービス利用料の1万8850円(月額1450円×13回分)を足した金額だ。13カ月目に返却すると、4039円×36回の支払いが免除される。つまり3万8686円が、購入から約1年後に返却した場合の実質負担額となる。

 ソフトバンクのiPhone 16(128GB)は極端な例だが、12カ月間は毎月3円の支払いで済むので、初期費用を抑えたい人にオススメだ。また、キャリアの端末購入プログラムでは、免除される残金があらかじめ決まっているので、1~2年間の実質負担額を読みやすいのがメリットといえる。

●同じiPhoneを使い続けるメリットと注意点は?

 「進化を感じられない」「買い替えるのが面倒」「買い取り額と新品の価格が約3万円でも負担になる」などの理由から、毎年9月に新しいiPhoneが発売される度に買い替えるのをためらう人もいるだろう。では、iPhoneを毎年買い替えない場合、得られるメリットはあるのだろうか。大きく2つある。

 1つは、使い慣れたiPhoneを使い続けられること。毎年買い替えたとしても、操作方法や使い勝手が大幅に変わることはほぼないが、「iPhone SE(第3世代)」はコンパクトなボディーにホームボタンが付いたiPhoneで、ラインアップの中で唯一、指紋認証でロックを解除できる。

 もう1つは、毎年買い替えるよりも出費を抑えられる場合があること。例えば、iPhone 15(128GB)を使い続けるうちに、バッテリーの寿命が短くなり、新しいバッテリーに交換した場合、1万5800円の出費で済む。「AppleCare+」に加入していて、最大容量が「本来の80%未満に低下している場合」は、無償でバッテリーを交換できる。

 買い取りのサービスやキャリアの端末購入補助プログラムを利用し、iPhone 15(128GB)からiPhone 16(128GB)に買い替えた場合に負担する約3万円よりもはるかに安い。最近では、スマートフォンの価格高騰を背景に、同じ機種を長く使うニーズも増えている。内閣府が公表している「消費動向調査(2023年3月分)」でも、携帯電話の平均使用年数が4.4年となっていた。

 ただし、注意点もある。

 先にも触れた通り、iPhoneをはじめとする携帯電話は、基本的に型落ちするほど買い取り額が低くなる。あまりにも古い機種やバッテリーが劣化した機種は、買い取り業者で買い取ってもらえず、手放す方法は「リサイクル・回収ボックスへの持参」や「キャリアショップでの処分」に限られてくる。

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