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「iPhone 16/16 Pro」に触れて実感した進化 16/16 Plusの性能底上げで“間違いない選択肢”に

ITmedia Mobile / 2024年9月18日 21時5分

 プロモデルの方が性能が上という点は変わっていないものの、その差がかなり縮まった格好だ。実際のところ、1年前のプロセッサだからといって極端に性能差が出るわけではないものの、Apple Intelligenceのようにパフォーマンスを求められる場合には、ユーザー体験にも違いが出てくる。こうした点を考慮して、ノーマルモデルを選ぶのをためらっていた人もいるはずだ。逆に言えば、その差が小さいiPhone 16シリーズは、あまりパフォーマンスを気にせず選ぶことができる。この点は、iPhone 14シリーズ以降で最大の変化といえそうだ。

 ちなみに、Geekbenchでスペックを見ると、プロモデルとノーマルモデルのどちらも、メモリ(RAM)は8GB搭載していることが分かる。iPhone 15シリーズもプロモデルには8GBメモリが搭載されていたが、ノーマルモデルは6GBだった。オンデバイスAIを快適に動作させるうえで重要なメモリだが、Apple Intelligenceに対応するため、この部分でもノーマルモデルを底上げしたことがうかがえる。

●カメラコントロールの操作感は? 新しくなったフォトグラフスタイルも要注目

 新たに加わったカメラコントロールも、プロモデルとノーマルモデルの共通点だ。これは、2段階の感圧センサーと静電容量式のセンサーを組み合わせたボタンで、その名の通り、カメラをコントロールするために使用する。一般的なシャッターボタンとの違いは、単に押し込めるだけでなく、左右のスワイプにも動作が割り当てられているところにある。

 初期状態では、カメラコントロールをクリックすると即座にカメラが起動する。もう一回クリックすると、シャッターが切られる。カメラアイコンをタップし、シャッターボタンをタップするのを1つのボタンで済ませられるため、素早い撮影が可能だ。特に本体を横位置で持つと、人差し指が自然とカメラコントロールに当たるため、操作がしやすい。iPhoneを、よりデジタルカメラのように扱えるようになったといえそうだ。

 ただし、現状では半押しにフォーカスロックが割り当てられておらず、年内のアップデートで対応する予定だ。これができないことで、少々操作に戸惑うこともあった。これは筆者がデジタルカメラで撮影する際に、フォーカスロックをかけた後、シャッターを切っているためだろう。現状だと、半押ししたときにズームなど、ユーザーが選択したメニューが表示される。半押ししてからシャッターがクセになっていることもあり、間違えてズームしてしまうことが何度かあった。デジタルカメラに慣れていると戸惑うところなだけに、早期の対応を期待したい。

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