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「Pixel Buds Pro 2」「AirPods Pro 2」徹底比較 ノイキャン性能、音質、使い勝手はどう違う?

ITmedia Mobile / 2024年9月26日 11時31分

 音声の処理に負荷がかかりそうだし、録音はスマートフォンの「Pixel 9」シリーズに頼れば済むといえばそうなのだが、スマートウォッチとイヤフォンの組み合わせで得られる「体験」をアップデートしてほしい。全てがスマホで完結してしまうと、スマートウォッチとイヤフォンを別途購入する意義が損なわれるからだ。これはApple製品にもいえる。

 ヘッドトラッキングも便利な機能の1つだ。AirPods Pro 2には「うなずき」「首振り」の動作を生かした機能がある。例えば、頭を上下に動かしてうなずくだけで、かかってきた電話に応答できる。拒否する場合には首を左右にふれば済む。音声アシスタント「Siri」とのやりとりにも、このヘッドトラッキングを利用できる。これはPixel Buds Pro 2にもほしい機能だ。

 なお、ヘッドトラッキングを利用した空間オーディオはどちらも対応している。空間オーディオはまるでその場にいるかのようなサウンドの体験を指すが、対応コンテンツやプラットフォームが限られていることに留意したい。AirPods Pro 2なら「Apple Music」「Apple TV」、Pixel Buds Pro 2なら「HBO Max」「Netflix プレミアムプラン」などのストリーミング サービスで試せるという。

 Pixel Buds Pro 2はマルチポイント接続にも対応する。例えば、プライベート用のPixel 9 Pro Foldで動画を視聴している最中に、会社支給のiPhoneに着信があった場合、音声の出力先をPixel 9 Pro FoldからiPhoneに自動で切り替わるため、着信時にはユーザーによるペアリングの解除や切り替えなどの操作は不要だ。

 AirPods Pro 2でも似たようなことは可能だが、AirPods Pro 2とペアリングする全デバイスで同じApple IDでサインインしたり、最新バージョンのiOS、iPadOS、macOSを利用したりしなければならず、いわゆるApple縛りがあって不便だ。このようなOS縛りが嫌な人にはPixel Buds Pro 2をおすすめしたい。

 充電ケースの使い勝手についてはどちらもよい。どちらも手で握りやすいフォルムで大きすぎずちょうどいい。サイズはAirPods Pro 2が60.6(幅)×45.2(高さ)×21.7(厚さ)mm、Pixel Buds Pro 2が63.3(幅)×49.9(高さ)×25.0(厚さ)mm。Pixel Buds Pro 2はAirPods Pro 2より幅が2.7mm細く、高さが4.7mm低く、厚さが3.3mm薄くなっている。

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