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「iPhone 16」「Pixel 9」シリーズどちらを選ぶ? お得に買えるのは? スペックを比較してみた

ITmedia Mobile / 2024年10月8日 6時5分

 ストレージ1TBモデルが用意されているのも、iPhone 16 Pro/16 Pro Maxだけだ。これに関しても、Googleは写真をクラウド(Googleフォト)にアップロードしてAIで加工ということを想定しているのかもしれない。

●CPU性能が高いのはiPhone 16シリーズ

 最後に、プロセッサの違いについても触れておこう。iPhone 16シリーズでは、スタンダードモデルに「A18」、Proモデルに「A18 Pro」が採用されている。Pixel 9シリーズはスタンダード、Proモデルとも「Tensor G4」だ。なお、A18とA18 Proの違いは、GPUコア数(A18が5コア、A18 Proが6コア)のみとなっている。

 この記事を執筆時点ではiPhone 16シリーズはまだ発売前なのだが、A18/A18 ProのものとみられるベンチマークスコアがGeekbenchのサイト上で公開されている。

 これを見ると、Geekbench 6のA18/A18 Proのスコアはシングルコアが「3300前後」、マルチコアが「8000前後」となっている。対してTensor G4は、シングルコアが「1900前後」、マルチコアが「4500前後」と大きく劣っている。スコアだけを見ると1年前のSnapdragon 8 Gen2と同等かやや劣る程度だ。

 また、発売後にiPhone 16 Pro MaxでGeekbench 6でベンチマークを取ったところ、シングルコアが3344、マルチコアが8148で先述の公開情報と同じ水準だった。

 プロセッサのパフォーマンスの件については、GoogleはFinancial Expressでのインタビューに対して、Tensor G4はベンチマークのスコアではなく、ユーザー体験に焦点を当てていると述べている。代わりに独自のNPUを搭載し、AI性能に特化したということなのだろう。

 AppleもApple Intelligence対応を打ち出しているが、AppleにしろGoogleにしろ、まだスマートフォンでのAI活用を模索しているような状態だ。その意味では、今のところCPU性能が高いiPhone 16シリーズの方活用できるシーンは多いかもしれない。

●価格はどちらが安い?

 Apple StoreとGoogle ストアでの価格(税込み)も見ていきたい。

 まずは無印モデルのiPhone 16/16 PlusとPixel 9から。128GBの場合、iPhone 16/16 Plusが12万4800円/13万9800円、Pixel 9が12万8900円でiPhone 16が安い。256GBの場合、iPhone 16/16 Plusが13万9800円/15万4800円、Pixel 9が14万3900円でこちらもiPhone 16が安い。なお、512GBは無印モデルではiPhone 16/16 Plus(16万9800円/18万4800円)のみが用意している。

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