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AIも使えるコスパ重視モデル「Galaxy S24 FE」は、どういう位置付け?

ITmedia Mobile / 2024年10月27日 10時5分

AIも使えるコスパ重視モデル「Galaxy S24 FE」は、どういう位置付け?

Galaxy S24 FE

 Samsungのスマートフォンは、フォルダブルの「Galaxy Z」シリーズ、高性能な「Galaxy S」シリーズ、そしてコスパを重視した「Galaxy A」シリーズを柱として展開されています。9月に発表された「Galaxy S24 FE」は、Sシリーズながら性能を抑えることで、SシリーズとAシリーズの中間に位置する製品です。

 Galaxy S24 FEの主なスペックは、プロセッサがSamsung製Exynos 2400e、ディスプレイは6.7型、バッテリー容量は4700mAhです。過去のFEモデルは6.4型ディスプレイを搭載していたため、一回り大きなモデルとなりました。サイズそのものは「Galaxy S24+」(3120×1440ピクセル)と同じになりましたが、Galaxy S24 FEの解像度はが2340×1080と控えめです。

 カメラは5000万画素の広角、1200万画素の超広角、800万画素の3倍望遠の3つで、前モデルと同じです。ただし、センサーはマイナーチェンジが図られているようです。背面デザインはGalaxy S24、Galaxy S24+、そしてGalaxy A55と同等で、Sumsungとしてはデザインの統一感を図っています。とはいえパッと見るとモデル間の区別がつかず、もう少し遊び心が欲しいなとも思ってしまいます。

 本体サイズは162(幅)×77.3(奥行き)×8(高さ)mm、重さ216gです。FEモデルはコストを抑えているため、若干重みが増しています。一方で、サイズはGalaxy S23 FEの8.2mmよりわずかに薄くなりました。

 SIMカードスロットは本体上部に配置されています。これはGalaxy A55やGalaxy A35と同等であり、ベースの本体設計はAシリーズに合わせているのでしょう。

 カメラUIはSamsungの上位モデルと同様です。写真のサイズ切り替えや動画モードの切り替えなどは使いやすく、SamsungのOne UIの使いやすさを感じさせます。なお、Samsungは8K TVも海外で展開していますが、それもあってか、Galaxy S24 FEのカメラは8K動画も撮影できます。

 AI機能も上位のGalaxy S24シリーズと同等です。画像の生成AIによる移動や消去機能も使えるので、写真撮影をより楽しめます。

 オンデバイスで利用できる翻訳機能や、Googleの「かこって検索」にも対応しています。Samsungは1月に発表したGalaxy S24シリーズを「AIスマートフォン」と名付けましたが、同じS24シリーズに属するGalaxy S24 FEも、同等機能を使えるのです。

 日本市場にFEモデルは登場しませんが、海外でのSamsungスマホのラインアップを広げるモデルとして、クリスマスシーズンには一定の売り上げが期待できるでしょう。

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