1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

Androidスマホが“短命”なのは過去の話? OSアップデートが長期化されたワケ

ITmedia Mobile / 2024年10月27日 10時5分

Androidスマホが“短命”なのは過去の話? OSアップデートが長期化されたワケ

スマートフォンのOSアップデートに関する最新動向を解説する

 今から約2年前の2022年10月に「Androidスマートフォンの“寿命”がiPhoneよりも短い理由」というコラムを執筆した。当時を振り返りつつ現状を見てみると、この認識は古いものになりつつあるようだ。

 今回はこの題に対して、最新の状態にアップデートした内容で「AndroidスマートフォンはiPhoneに対して寿命が短いのか」について考えてみよう。

●メーカーが公表しているOSアップデート期間 最長はサムスンとGoogle

 まずは直近に発売されたスマートフォンのソフトウェアアップデート期間についてまとめてみよう。2年前とは異なり、Androidスマートフォンではソフトアップデート提供期間を公表するようになったことが大きな変化だ。アップデート提供期間は日本でも知られるメーカーを中心に以下の通りだ。

・Apple:非公開(直近では7年間のOSアップデート)

・サムスン電子:7年(2024年以降のGalaxy Sシリーズ、Fold、Flipシリーズに限る)

・Google:7年(Pixel 8以降)

・Xiaomi:4回(グローバルモデル、セキュリティアップデートは5年)

・OPPO:4回(グローバルモデル、セキュリティアップデートは5年)

・HONOR:4回(グローバルモデル、セキュリティアップデートは5年)

・シャープ:3回(セキュリティアップデートは5年)

・ソニー:3回(セキュリティアップデートは4年)

・モトローラ:3回(セキュリティアップデートは4年)

・FCNT:3回(セキュリティアップデートは4年)

・ASUS:2回(セキュリティアップデートは4年)

・ZTE:非公表

・京セラ:非公表

・参考:Huawei:6回以上(HarmonyOSアップデートを含む)

 ソフトウェアのアップデート期間が長いことで知られるApple iPhoneは、アップデート提供を行う期間を非公開としている。直近の例になるが、2018年発売のiPhone XSは最新のiOS 18へのアップデートが行える。これはOSアップデートが6回行われ、最新OSの状態を7年間利用できることになる。

 また、AppleではOSアップデートが終了したiPhone 8などの古い機種にも、セキュリティアップデートを度々提供している。アップデート提供期間の長さなら他社の追従を許さない。

 一方、ここ数年でAndroidスマートフォンにも変化が見られた。サムスンとGoogleは一部機種に対し、7年間のOSアップデート、セキュリティアップデートを行うと公表した。Googleは2023年発売のPixel 8から、サムスンはGalaxy S24シリーズ以降のハイエンド機種が対象だ。今後は Aシリーズなどのミッドレンジ端末もアップデートの長期化が考えられる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください