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約3年ぶり「らくらくスマートフォン」は“変えない”ことにこだわり SIMフリー戦略で販路も積極開拓

ITmedia Mobile / 2024年10月31日 18時56分

 また、現在のスマートフォン市場では6型超が主流となる中、あえて5.4型サイズにこだわったため、有機ELディスプレイを特注で開発する必要があった。

 ユーザー調査で徹底的な検証を行った結果、「ある一定の大きさの画面は欲しいが、本体の重量とサイズが上がるのは避けたい」というニーズが明確になり、この絶妙なサイズに落ち着いたという。この「最適解を守り抜く」というこだわりは、「ハイエンドの開発なみ」の技術的チャレンジだったという。

●Y!mobile初参入、積極的な価格戦略で新規開拓へ

 らくらくスマートフォン aは、MediaTek Dimensity 7025プラットフォームを採用した約6.1型ディスプレイのモデル。らくらくスマートフォン独自のホームランチャーやUI(ユーザーインタフェース)を継承しながら、ハードウェアは一般的なスマートフォンに近い仕様を採用している。

 本体サイズは約73(幅)×162(高さ)×9.0(奥行き)mm、重量約185gで、4500mAhの大容量バッテリーを搭載。メインカメラは約5010万画素(F1.8)、インカメラは約800万画素(F2.0)。メモリは4GB、64GBストレージで、microSDXC(最大1TB)にも対応する。

 F-53Eの特徴である感圧式タッチパネルは採用していないが、Googleアシスタントキーを新たに搭載し、長押しでGoogleアシスタントを起動、短押しでは画面の拡大機能として利用できる。

 ソフトバンク LINE&ワイモバイル事業推進本部長の有馬英介氏は「シニア向けスマホの先駆者であるFCNTとパートナーシップを組み、安心して使える端末とサービスを提供したいと考えた。料金面でも踏み込んだ価格設定とした」と説明する。

 Y!mobileでは他社からの乗り換え(MNP)時には9800円(税込み、以下同)という積極的な価格設定を打ち出した。通常価格は3万1680円となっている。

 24時間365日利用可能な健康相談サービス「かんたんHELPO」や、フレイル対策アプリ「うごくま」といったY!mobile独自のサービスも特徴となっている。着信時の機能として、迷惑電話番号の警告表示やハローページ掲載番号の表示機能が行えるのもY!mobile独自だ。

●らくらく初のSIMフリー戦略、ドコモでも販売

 らくらくスマートフォン Lite MR01は、らくらくシリーズ初のSIMフリーモデル。らくらくスマートフォン aと同様、独自のホームランチャーやUIを搭載しつつ、ハードウェアは一般的なスマートフォン寄りの使用だ。想定価格は5万円程度だ。

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