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イヤーカフ型イヤフォンがもう手放せない 高価だがオンライン会議が多い在宅勤務で大活躍 そのワケは

ITmedia Mobile / 2024年11月8日 20時5分

 HUAWEI FreeClipはマルチポイントによる2台同時接続に対応しています。iPhoneとPCに接続してみましたが、音が出ているデバイスに対して機敏に切り替わります。たまに切り替わりがスムーズでない製品もある中で、当たり前に動作するという安定感がありました。耳をふさがないイヤフォンでマルチポイント対応は本当に便利です。

充実の多機能

 まだまだあります。「左右の自動識別(左右のイヤフォン本体を耳のどちらに装着、またはケースに収納してもOK)」「逆音波システムによる音漏れ防止」「ノイズリダクション付き高性能マイク」「タッチコントロール」「IP54の防塵(じん)防滴性能」「ワイヤレス充電対応バッテリーケース」「低遅延モード」など、完全ワイヤレスイヤフォンに求める機能をほぼ搭載しており、「あれがなくて惜しい!」というものが見当たりません。

●褒めすぎたので……しばらく使って気になったところもある

 とても気に入っているので予備の2台目を買おうか迷っているところですが、しばらく使っていて気になったところもありました。1つは本体を充電ケースに収納したときに、充電用の接点にうまく当たらず充電し損ねていた場面がありました。

充電ケースの接点がシビア?

 イヤフォンをケースの収納部分に近づけるとマグネットで吸着されるのですが、それでも接点が小さくて少々シビアなようです。接点が触れないとケースに収納した扱いにならないようで、イヤフォンをケースに入れたにもかかわらず、スマホの音声出力がBluetoothで接続されたままという場合に何度か遭遇しています。

 私の製品だけかもしれませんが、イヤフォンを収納するときはちゃんと充電が始まっているかよく確認するようにしています。

アクセサリーのイヤーカフに見間違えられそう

 HUAWEI FreeClipはイヤーカフという形状の都合上、はたから見るとアクセサリーのように見えます。特にパープルとブラックはカメラ越しでも目立ってしまうかもしれません。「自分はイヤーカフを着けるキャラじゃないのに勘違いされたくない」と思う人もいるでしょう。

 そうした声があったからか、後から本体カラーにベージュが追加されました。変に目立ちたくないならベージュがおすすめです。

価格が高い

 HUAWEI FreeClipの価格は直販で2万7800円という設定です。完全ワイヤレスイヤフォンはバッテリーありきの製品なので、一生使い続けられるわけではありません。毎日使う場合は数年でバッテリー性能が劣化してしまう場合もあるでしょう。

 耳の穴をふさがないイヤフォンが欲しいという方は私の周囲にも結構いるのですが、ガジェットに興味がない層にこの価格帯は勧めづらいです。

 筆者もイヤーカフ型で他の製品をいくつか試してみたのですが、なかなか安価な製品でおすすめできるものに遭遇できていません。現状、「高価だがHUAWEI FreeClipのように製品クオリティーが高い」と「安価だが製品クオリティーが著しく低い(ノーブランド品など)」の2択という状況です。

 1万円台でもう少しクオリティーが高い製品が出ないものか……。HUAWEI FreeClipを超える製品が各社から登場するのを心待ちにしています。

 HUAWEI FreeClipに対抗できるライバルとして、「Bose Ultra Open Earbuds」もよく名前が挙がるのですが、価格が……!

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