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ドンキの格安SIM「マジモバ」誕生の舞台裏 3GB・770円でも収益性は問題なし、レジに並んでいる人に声かけ営業も

ITmedia Mobile / 2024年11月15日 6時5分

ドンキの格安SIM「マジモバ」誕生の舞台裏 3GB・770円でも収益性は問題なし、レジに並んでいる人に声かけ営業も

PPIHグループがエックスモバイルと提携して提供する通信サービス「マジモバ」

 ホワイトレーベル戦略の下、黒子に徹してコラボレーション先のインフルエンサーや企業のブランドでサービスを提供しているエックスモバイル。起業家の堀江貴文氏と手掛けた「HORIE MOBILE」や、出版社の幻冬舎と展開する「幻冬舎MOBILE」などは、大きな話題を集めた。そんなエックスモバイルが、新たにタッグを組んだのがドン・キホーテやユニーを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)だ。

 新ブランドの名称は「マジモバ」。ドン・キホーテのブランドやPPIHグループの電子マネー「majica」を生かし、毎月商品を“おごってもらえる”クーポンを配布するのが特徴だ。料金も、3GBの「驚安プラン」は月額770円(税込み、以下同)と、他のMVNOと同水準かそれ以下に抑えている。現状では店舗限定だが、ドン・キホーテの店内にエックスモバイルのスタッフを配置し、そのまま回線契約できるのもマジモバならではの強みだ。

 一方で、現状では店舗契約できるのはMEGAドン・キホーテ三郷店とMEGAドン・キホーテ成増店、MEGA ドン・キホーテ福重店の3店舗に限定されるなど、まだポテンシャルを引き出し切れていない印象も受ける。また、10月にはドコモのオンライン専用ブランドahamoが、データ容量を20GBに上げたことで、マジモバの「最驚プラン」のお得感がやや薄れてしまったのも事実だ。こうした課題を、マジモバはどのように解決していくのか。MEGAドン・キホーテ三郷店で接客していた、エックスモバイルの代表取締役社長、木野将徳氏を直撃した。

●最初にパッと印象に浮かんだパートナーがドン・キホーテだった

―― 最初に、なぜドン・キホーテのPPIHとタッグを組んだのかを改めて教えてください。

木野氏 僕がエックスモバイルを作ったとき、最初にパッと印象に浮かんだパートナーがドン・キホーテでした。激安、驚安の印象が強かったからです。「安い×モバイル」ということで、ドンキと組めたらいいなと勝手に思っていました。実際、1回アプローチしていますが、そのときは形になりませんでした。2年前に再度提案し、現在に至っています。

―― 2年前というと、HORIME MOBILEを始める前ぐらいでしょうか。

木野氏 ちょうどHORIE MOBILEが始まるか、始まらないかというときです。HORIE MOBILEは初めてから1年半ぐらいたっていますが、その準備をしていたタイミングでした。

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