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Back Marketが中古スマホの買い取りを開始 既存事業者にない特徴とは? Belongと提携し「減額なし」「安心安全」を訴求

ITmedia Mobile / 2024年11月22日 12時51分

 買い取り金額については、見積もり金額から減額をしないことを特徴としている。「既存の買い取りサービスでは、最大でいくら、とお見積もりをしており、減額される(場合がある)のが一般的。しかしBack Marketと連携した買い取りサービスでは減額をしない」と井上氏。これはにこスマでも同様のポリシーで、例えば付属品やパッケージがないからといって減額はしない。見積もりが出てから14日以内に発送すると、減額しないことをコミットするとのこと。

 買い取りのスキームは盤石といえるが、既に多様な中古業者が買い取りサービスを展開している中で、Back Marketで買い取ってもらうメリットはどこにあるのか。山口氏は「オンラインで完結すること」「Belongのすばらしい技術でデータ消去をしていること」を挙げるが、ここまでだとBelongがにこスマで行っていることと変わらない。

 山口氏は3つ目のメリットとして「シームレスな体験」を挙げる。例えば買い取りに出したユーザーに対してクーポンを発行し、Back Marketでのリファービッシュ品の購入につなげることができる。実際、Back Marketでは11月20日から2024年12月31日までに買い取りを完了させると、Back Marketで5万円(税込み)以上の購入に使える5000円割引きのプロモーションコードを配布する。買い取りから購入につなげるための導線も強化していくようだ。

●販売と買い取りの両輪でサービス強化 2025年にはBack Marketアプリの提供も

 Back Marketでスマートフォンを購入し、使い終えたらBack Marketで買い取ってもらう。それを再び整備してBack Marketで販売する。買い取りサービスを導入することで、そうした循環、いわゆる「サーキュラーエコノミー」が生まれる。「売るだけの一方通行流れではなく、お客さまから(デバイスが)戻っていくサイクルを作っていくことが大事」と山口氏は言う。

 Back Marketは2014年の創業当初から、リファービッシュ品を普及させることで電子廃棄物や二酸化炭素排出量を抑え、環境保護に貢献することを基本理念に掲げている。買い取りによってBack Market上で流通する端末が増えれば、販売量が増える。ユーザーが新品ではなくリファービッシュ品を選ぶことで、間接的に環境保護に貢献することになるというわけだ。Back Marketではそうした考えのもと、山口氏は「販売」と「買い取り」の両輪で事業を進めていくことを示した。

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