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「AirPods 4」を買うべき人は? AirPods Proや既存インナーイヤー型イヤフォンと比較しながら考えた

ITmedia Mobile / 2024年11月29日 10時59分

「AirPods 4」を買うべき人は? AirPods Proや既存インナーイヤー型イヤフォンと比較しながら考えた

AirPods 4は従来よりも本体が小型化されたことでフィット感の向上も達成した

 Appleの完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods」の新モデル「AirPods 4」が2024年9月に発売された。価格は通常モデルが2万1800円(税込み、以下同)、アクティブノイズキャンセリング搭載モデルが2万9800円。

 本機種はイヤーピースを用いないインナーイヤー型ながら、アクティブノイズキャンセリングに対応するANC版も用意する。筆者も発売してからすぐに購入したので、実際に使ってみた感想を競合製品と踏まえてレビューしてみることにする。

●しっかりと低音が出ており、「耳をふさがないノイキャン」に驚く

 AirPods 4(アクティブノイズキャンセリング搭載、以下同)の特徴は、何といってもノイズキャンセリング機能だ。本機種のようなインナーイヤー型のイヤフォンでは、耳とイヤフォン本体を完全に密閉できないため、効果的なノイズキャンセリング機能を付けるのは難しいとされている。

 一方、ここ数年でよりフィット感を得られる本体形状や各種ソフトウェア処理の研究が進み、いくつかのメーカーから「インナーイヤー型のノイズキャンセリング機能付きイヤフォン」というカテゴリーの製品が出てくるようになった。それらの製品の中ではAppleは最後発となる。

 iPhoneに接続して早速装着してみる。従来よりも小型化したことで耳の中にしっかり収まり、耳から落ちてしまうような感覚は低減されている。アンテナ部分は従来よりも短くなったものの、操作や接続性に際して不便になることはなかった。

 音楽を再生してみると、従来機種に比べてしっかりと低音が出ていることが分かる。特に第1世代や第2世代の製品から乗り換えると「低音出ているじゃん」と思わず口にしてしまうほど差を感じた。低域の再生能力は音楽を楽しむ上でかなり重要な要素。ハードウェアはもちろん、ソフトウェア面でもここをしっかりテコ入れしてきたと感じる仕上がりだ。

 そして音以上に「ノイズキャンセリング性能」に驚いた。耳を完全に密閉しないインナーイヤー型で、ここまでノイズをかき消せる機種はなく、多くのイヤフォンを聴いてきた筆者にとって初めての体験だ。

 インナーイヤー型でノイズキャンセリングに対応したイヤフォンは競合メーカーからも販売されているが、AirPods 4は後発なだけあって、それらをしのぐ性能を持っている。特に低域から中域にかけてのノイズをしっかり低減してくれることもあり、電車やバスの走行音などは「小さくなった」と明確に感じられた。

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