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「OPPO Find X8」の疑問をキーパーソンに直撃 Proなし、キャリアスマホとして販売されない理由は?

ITmedia Mobile / 2024年12月2日 11時20分

「OPPO Find X8」の疑問をキーパーソンに直撃 Proなし、キャリアスマホとして販売されない理由は?

OPPO Find X8

 オウガ・ジャパン(OPPO)は11月29日、ハイエンドスマートフォン「OPPO Find X8」を発表した。約3年ぶりとなるFindシリーズ最新作は、ハッセルブラッドとの共同開発カメラやAI機能を搭載し、税込み13万9800円で12月12日に発売する。グループインタビューにて、オウガ・ジャパン専務取締役の河野謙三氏を中心に、営業推進部プロダクトマネージャーの中川裕也氏、プロダクト部部長代理の丹下紘彰氏に話を聞いた。

●3年の空白を経て、なぜ今なのか

 「お客さまの声がこの3年間途切れることがなかったというのが非常に大きい」と河野専務は語る。SNSやコミュニティーでは次のFindシリーズを待望する声が絶えなかったという。

 一方で、これまでFindシリーズを投入できなかった背景として、X3以降は日本市場での価値訴求が弱いという判断があったと説明。今回の投入については、OPPOメーカーとしての今後3年、5年の方向性が定まったことを理由として挙げた。

 今回の日本展開では、上位モデルのFind X8 Proではなく、スタンダードモデルのFind X8を選択した。この理由について河野専務は「薄さを非常に重視している端末」と説明。何でもかんでも機能を詰め込むのではなく、薄型軽量な筐体デザインを重視したモデルとして、日本市場により適していると判断したという。

 プロダクトマネージャーの中川氏は、幅広い層に使ってほしいとしながらも、「メインターゲットはガジェット好きで最先端のものを使いたい人、ハッセルブラッドなどの写真好き」と説明する。

●キャリア販売なしでハイエンド機を投入する理由

 Find X8は、キャリアでの取り扱いがないSIMフリー専売モデルだ。KDDIがアクセサリーブランド「au +1 collection」から発売はするが、キャリアがカスタマイズしたモデルとしては販売しない。ハイエンド機をSIMフリーのみで展開することについて河野専務は「このタイミングでは逆だと思っています」と話す。

 関係者が増えれば増えるほど日本での要求が上がり、望む製品が出しづらくなるという。そのため、OPPOがメーカーとしての方向性を一番強く押し出したい製品であったことから、あえてしがらみのないSIMフリー市場への投入を選んだと説明した。

 Find X8は中国での発表(10月24日)から約1カ月後の11月21日にグローバル展開が発表され、そのわずか1週間後となる11月29日に日本での展開が発表された。「OPPO Japanの歴史の中で初めて。1週間のローンチは非常にきつかった」と河野専務は振り返る。

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