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健康保険証に代わる「マイナ保険証」に申請しないとどうなる? 利用方法や注意事項まとめ

ITmedia Mobile / 2024年12月4日 13時44分

健康保険証に代わる「マイナ保険証」に申請しないとどうなる? 利用方法や注意事項まとめ

医療機関や薬局に設置されている顔認証付きカードリーダーで、マイナンバーカードを健康保険証として利用するための申し込みや利用ができる

 現行の健康保険証が12月2日から新たに発行されなくなった。その代わりに、マイナンバーカードを健康保険証として利用可能になった。マイナ保険証と称されるものだ。そこで、「マイナンバーカードは持っているけど、まだ保険証として登録していない人」に向けて、登録の方法や注意事項などをまとめる。

●マイナンバーとマイナンバーカードは違う

 マイナ保険証について説明する前に、まずはマイナンバーとマイナンバーカードの違いをおさらいしたい。

 マイナンバーは日本国内に住民票を持つ人に割り振られる12桁の番号を指す。「所得や他の行政サービスの受給状態を把握しやすくし、不正給付などを防ぐとともに公平な支援を行うこと」「社会保険、医療などのさまざまな情報を効率よく運用し、行政機関や地方公共団体などにおいて情報の照合や入力にかかる時間や手間を減らすこと」「行政機関の持つ情報の確認や、お知らせなどの受信が行えること」などが目的やメリットとして挙がっている。

 マイナンバーカードは日本国内における行政関連手続きで個人を特定すべく、識別番号が付与されるプラスチック製のICチップ付きのカードを指す。マイナンバーカード所有者がキャッシュレス決済事業者を選択し、購入金額またはチャージ金額に対して一定額の特典が各決済サービスのポイントで還元されるマイナポイント事業の対象でもある。マイナンバーカードが手元になくてもその機能の一部を連携したスマートフォンで実行できるのも特徴だ。

●マイナ保険証って何? 利用前に申請が必要

 このマイナンバーカード1枚あれば、医療機関や薬局で健康保険証として利用できる。利用時には、顔認証付きカードリーダーで受付手続きをし、よりも正確な本人確認や過去の医療情報提供に関する同意取得などを行える。では、マイナンバーカードを既に持っている人が、健康保険証として利用するには何をすればいいのか。

 具体的には、顔認証付きカードリーダー、マイナポータル、セブン銀行ATMのいずれかからの申請が必要だ。

 顔認証付きカードリーダーは、医療機関や薬局に設置されている。顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置いて本人確認を実施すると、マイナンバーカードを保険証として利用するための登録手続きを機器のディスプレイで行える。そこで登録が完了すればそのまま利用できるが、申請完了までに時間がかかる場合がある。

 マイナポータルでは、そもそもマイナ保険証を利用しているかどうかの確認ができる。まだ利用していなければ、マイナポータルからも手続きできる。マイナポータルにログインしたら、登録状況の「確認」→「未登録」→「登録」の順に進むと、登録中の画面に切り替わり、手続きが完了する。

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