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auの「Galaxy S24 FE」を速攻レビュー 上位モデルに迫る性能にAI体験、7万9800円から

ITmedia Mobile / 2024年12月12日 10時5分

 ディスプレイは約6.7型のDynamic AMOLED 2X(有機EL)で、解像度は1080×2340ピクセル(フルHD+)。リフレッシュレートは1~120Hzの可変式で、ピーク輝度は1900ニトだ。アウトカメラは「超広角(約1200万画素)」「広角(約5000万画素)」「望遠(約800万画素)」のトリプル構成だ。

 少しだけではあるが、作例も掲載する。まず昼間の写真は光学0.6~3倍において、空の青色や雲の灰色が肉眼とほぼ変わらないレベルで表現でき、鉄道やビルのディテールもはっきりした仕上がりとなる。デジタルズームの10~30倍(最大)に切り替えると、ピントが合っていてもややぼやけてくるし、ビルの上の看板の文字もギリギリ読み取れるほどだ。

 夜景はほとんど人気がなく明暗の差がはっきりとある場所を選んだ。三脚は使わずに手持ちで撮影してみたが、光学域における手ブレは補正され、ライトアップされた木々もはっきりと分かる。2倍まではよかったが、3倍に切り替えると、怪しい結果に。10倍は手ブレが補正されているようだが、手前の被写体より奥の方は見えづらい。30倍もあかりがともされていることは分かっても、全体的に何の写真かは不鮮明で分からない。

 基本的な仕様は日本で2024年2月に発売となった「Galaxy S23 FE」とほとんど変わらないが、Galaxy S24 FEではGalaxy S24シリーズ同様にGalaxy AIの機能を利用できるのがポイントとなっている。

 例えば、「フォトアシスト」機能として写真に手書きで絵を描くだけでAIがリアルなオブジェクトをさく作成する「AIスケッチ」、写り込んだ不要な物を削除できる「AI消しゴム」を利用できる。約1000万画素のインカメラで撮影した画像はアニメ調やスケッチ風のイラストにAIで変換できる。

 撮影した動画を再生する際、ディスプレイを指で長押しすると、AIが自動でスローモーションを生成し、見逃してしまいがちな一瞬を確かめることが可能だ。例えば、ダンスのレッスンで講師の振りを後から見返したいときや、ペットの細かいしぐさを確認したいときに役立つ。

 メモを取ったり整理したりするタスクを簡素化する「ノートアシスト」では瞬時に英語の長文をAIで翻訳し、要約まで行う。翻訳可能な言語数は英語、中国語、日本語などを含む29言語。ボイスレコーダーアプリとSamsung Notesアプリを利用すれば録音したデータを文字に起こしたり、その結果を要約したりできる。翻訳結果はコピー&ペーストして、Samsung Notesアプリで管理でき、ノート代わりにも活用できる。

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