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ChatGPTでビジネスに役立つフレームワークを使う 「3C分析」で試してみよう

ITmedia Mobile / 2025年1月21日 15時5分

ChatGPTでビジネスに役立つフレームワークを使う 「3C分析」で試してみよう

「自営業の経営改善で使えるフレームワークを教えてください」に対する出力結果の例(モデルはChatGPT 4oを使用、以下同)

 ビジネスの現場では、効果的な意思決定や戦略立案のためにフレームワークが活用されることがある。よく活用されるフレームワークの型は、数多く存在するが、企業が用意したワークショップのような場ではなく、個人や少人数のチームなどで実践したいときには、効率的に使いこなすのが難しいこともあるだろう。

 そこで、ChatGPTの力を借りてたとえ1人でもフレームワークを活用した分析を実践できるようにしてみたい。

●どんなフレームワークを使うべきか探る

 まずは、ChatGPTにどのようなフレームワークを利用すべきかをリストアップしてもらうことから始めよう。例えば、自営業の経営に役立つフレームワークを知りたい場合、ChatGPTに「自営業の経営改善で使えるフレームワークを教えてください」と尋ねてみる。

 例えば「SWOT分析」「3C分析」「PEST分析」「バリューチェーン分析」など、経営戦略に有用なフレームワークが提示された。

 この段階で重要なのは、提示されたフレームワークがどのような場面で活用できるのかを把握することだ。ChatGPTは、それぞれのフレームワークの基本的な概要と、どのような状況で適用すべきかについても解説してくれる。

 適切なフレームワークを選択し、具体的な分析に進んでいくのが次のステップだ。

●3C分析をする

 以降は、ChatGPTを使って仮想の3C分析を実際に行ってみる。このフレームワークは、Customer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)の3つの要素から、ビジネス環境を分析する手法だ。

 まず、ChatGPTに3C分析を行うために必要な入力項目を確認しよう。「3C分析に必要な情報を教えてください」と尋ねることで、どんな情報をそろえて入力すればよいのかが分かる。ここでは「自営業でカフェを経営しています。3C分析をしたいので、どんな情報の入力が必要か指定してください。」のように指示した。

 例えば、Customerの項目では、ターゲット顧客の属性や、顧客の購買行動といった問いが投げかけられるだろう。また、Companyでは「自社の強みと弱みは何か?」、Competitorでは「競合他社の戦略や市場での立ち位置はどうか?」といった内容が求められる。これらの質問に答える形で、分析に必要な情報を整理していこう。

 そして、ChatGPTに集めた情報を基に3C分析を依頼する。例えば、「では、以下から3C分析をしたうえで、今後の重要な戦略を練ってください。」と指示を出すと、ChatGPTはそれぞれの要素に基づいてビジネス環境の全体像を示し、どのような戦略が有効かを提案してくれる。

 こうして得られた分析結果は、具体的なアクションプランを立てるために何かしら役立つはずだ。

 このように、ChatGPTを活用することで、1人でも複雑なフレームワークを使った分析を、比較的小さい負担で実践することができる。ビジネスシーンにおける的確な意思決定を行うために、こうしたアプローチも選択肢に含めてみてはどうだろうか。

 なお、最後になったが、情報漏えいには十分な注意が必要だ。企業に所属している場合や、業種によっては、入力すべきでない情報について意識しながら可能な使い方を考えてほしい。

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