ZHD、コロナ禍2Qも増収減益 Go ToでO2OがV字回復 川邊社長「下期は“攻め”の経営へ」

ITmedia NEWS / 2020年10月30日 18時48分

写真

Zホールディングスの川邊健太郎社長

 Zホールディングス(HD)が10月30日に発表した2021年3月期第2四半期(20年4~9月)の連結業績は、売上高が5572億円(前年同期比15.1%増)、営業利益が982億円(同29.8%増)、最終利益が458億円(同10.4%減)と増収減益だった。最終利益は前年同期にPayPayの持分変動利益108億円を計上した影響により、前年同期比で減少した。

 一方、「Go To Travel キャンペーン」によって、宿泊予約サイト「一休.com」などのO2Oサービスの取扱高が前期比で53.3%増加。巣ごもり需要も継続したことでEC物販も堅調に推移した。同日の決算会見で川邊健太郎社長は「下期は“攻め”の経営へ転じる」と意気込んだ。

●コマース事業は増収増益 O2OがV字回復

 主力のコマース事業(金融・eコマース)は、売上高が4147億円(同24.1%増)、営業利益が676億円(同92.2%増)と増収増益だった。

 第2四半期に復調したのが、O2Oサービスだ。政府が進めるGo To Travelキャンペーンによって、宿泊予約サイト「一休.com」や旅行サイト「Yahoo!トラベル」などの取扱高が増加。第2四半期単体の取扱高は1754億円になり、前年比で53.3%増加した。コロナ禍の影響により、第1四半期の取扱高は落ち込んだが、上期トータルで同2.2%増加した。キャンペーンへいち早く参画した他、単価の高い宿泊施設をカバーする一休.comがユーザーのニーズに合致したことが、プラス成長につながったとしている。

 加えて、前期に続き巣ごもり需要が継続したことを受け、EC物販も伸長。通販サイト「Yahoo! ショッピング」やECサイト「PayPayモール」の新規購入者が前年比38%、新規出店は同34%増加した。コマース全体の物販取扱高は、1兆2535億円(同30.8%増)だった。

 モバイル決済サービス「PayPay」は、決済回数、加盟店数が前年比で増加。ユーザー数は10月19日時点で3300万人を超えた。今後はグループ傘下のジャパンネット銀行と連携し、PayPay経由の口座開設や個人ローン申し込み件数などの増加を目指す。他社の金融サービスとの連携も視野に入れ、サービスのマネタイズを図る。

 コマース事業が伸長した一方、「Yahoo! JAPAN」に掲出する広告サービスなどのメディア事業は前期に引き続き減収減益。売上高が1419億円(同4.6%減)、営業利益が679億円(同6.1%減)だった。コロナ禍により広告出稿が減少しているという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング