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「情シスすごろく」にまさかの「2」 “限界情シス”をゲームでも~っと体験 早速遊んだ

ITmedia NEWS / 2024年4月23日 11時26分

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余談だが、今回遊んだのは納品されたてほやほやのタイミングだった。一緒に遊んだHENNGE社員も「実物を見るのは今日が初めて」だったといい、期せずして最速の試遊となった。写真は開封時の様子

 「弊社は情シス部門の人員を削減し、営業力を強化します!」「プロジェクト管理ツールなんていらない、Excelで十分!」──東京都内のとあるホテルで、情報インシデントやトラブルにつながりそうな“死亡フラグ”発言が男女4人から飛び交った。

 ──2022年10月、こんな書き出しの記事を掲載した。見出しは「“限界情シス”をゲームで体験 HENNGEの『情シスすごろく』遊んでみた インシデントまみれの1カ月、無事に乗り切れるか」。内容は、セキュリティ企業のHENNGEがユーザーコミュニティー向けに作ったボードゲームを遊んだ体験記事だ。

 そして24年4月18日、この「情シスすごろく」にまさかの新作「情シスすごろく2」が登場。早速試遊してきたので、レビューをお届けする。結論から言えば、現地では「社員を信じてメール誤送信防止ツールは解約します」「大した提案がないので、外資系ITコンサルとの契約は解除します」など、不穏なワードが飛び交う楽しい結果となった。

●そもそも情シスすごろくとは何か

 情シスすごろくは、情シス間の“あるある”をテーマにしたボードゲーム。情報漏えいの懸念から、なかなかコミュニケーションが活発にならない情シス間の会話を盛り上げるために作ったものだ。

 細かい点は過去記事に譲るが、基本的にはすごろくを進め、なるべく体力を残しつつゴールを目指すルール。ただし、止まるマスによっては「ファイルサーバがダウンし、テープバックアップも失敗」「社員がシャドーITをしていた」などさまざまなトラブルが起こる。それらを「SaaSアカウント管理ツール」「外資系ITコンサルタント」「SASE」「パスワードマネージャ」といったアイテムカードのようなもので回避するのが大まかな流れだ。

 一方で、アイテムカードを手札から捨てることでサイコロの出目を大きくできる(1枚につき1マス)。ただし捨てるときには「自社からそのソリューションをなくす理由」を説明しなくてはいけない。そのため記事序盤のような大喜利が発生するわけだ。

●小物を刷新 まさかの「2」、変更点は

 新しい「情シスすごろく2」では、基本的なルールはそのままに、コンポーネント(小物)のデザインやカードのフレーバーテキスト(ゲームの進行には関係しない、雰囲気作りの文章)などをアップデート。例えば、プレイヤーが自分の体力などを管理するのに使うパネルのデザインを一新した他、アイテムカードのイラストやUIも新しくした。

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