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「人の財布」が届く、だと? ネットコミュ障のマンガ家を驚かせた“代替現実ゲーム”の真実

ITmedia NEWS / 2024年6月16日 12時20分

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 6月某日、ボクの家に「人の財布」が届きました。でも、実際に誰かの財布が届いたわけではありません。「現実と仮想の間の曖昧な領域に物語を紡ぎ出すクリエイター集団」をうたう第四境界が販売している謎解きゲームのためのアイテムです。

注意:今回は「人の財布」の内容に触れていますので、お気を付けください。なお購入者に伝えられる“ネタバレに関するガイドライン”に沿って執筆しています。

 この財布の中には、架空の持ち主につながる様々なものが残されています。それは封筒だったり、あるいは学生証だったり……それらの情報を元に、プレイヤーは持ち主に迫っていくことになります。

 ただ、そこに書かれている情報だけでは足りません。ネット上で情報を探すことも必要になってきます。

 詳しくは漫画を読んでほしいのですが、面白いのはメールなどで架空の関係者とコミュニケーションをとる必要があること。こうしたやり取りが謎解きに加わることで、リアリティーや没入感がかなり増したように感じました。

 このように現実と物語の世界が交わるゲームのことを「ARG(代替現実ゲーム)」と呼んだりするそうです。ボクはこれまでしっかり遊んだことがなかったのですが、現実とフィクションがごっちゃになる感覚には独特の面白さがあります。

 ぜひ皆さんにも人の財布を手に取ってほしいのですが、残念なことに年内販売分はすでに売り切れ。ただ、第四境界は6月に内容が全く分からない“新作”を発表していて、こちらも事前予約はすでに終了しているものの、追加販売についてXで「なんとかいたします」とコメントを出していたので、再販の可能性はありそうです。興味を持った方は予約ページをチェックしてみてはいかがでしょうか。

●著者紹介:サダタロー

1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。

●連載:サダタローのゆるっと漫画劇場

漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。

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