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ペンタックスの“新作フィルムカメラ”登場 ハーフサイズコンパクト「PENTAX 17」

ITmedia NEWS / 2024年6月18日 12時35分

ペンタックスの“新作フィルムカメラ”登場 ハーフサイズコンパクト「PENTAX 17」

 リコーイメージングは6月18日、PENTAXブランドの新作フィルムカメラ「PENTAX 17」を発表した。同カメラは、PENTAXブランドでフィルムカメラの開発検討を行う「フィルムカメラプロジェクト」の第1弾。メーカー希望小売価格は10万7000円(税別)、7月12日の発売を予定している。

 35mmフィルムの1コマの約半分を使用するハーフサイズフォーマットを採用。例えば、36枚撮りのフィルムなら72枚撮影することができる。フィルムの巻き上げは手動の巻き上げレバーを使う。PENTAXのフィルム一眼レフの巻き上げ機構を継承した設計で、巻き上げ時の滑らかな感触や巻き上げ音を楽しめるとしている。フィルムの装填はイージーローディング方式を採用。クランクによるフィルム巻き戻しや、ダイヤル操作による露出補正、ISO感度設定なども備える。

 レンズは、新開発の焦点距離25mm(35ミリ判換算で約37mm相当)の単焦点レンズを搭載。描写性能に定評のあった「PENTAX エスピオ ミニ」(1994年発売)のレンズ光学系をもとに、ハーフサイズフォーマット用に新規設計した他、マルチコーティング「HDコーティング」を採用する。焦点距離は、ハーフサイズフォーマットカメラ「RICOH オートハーフ」(1962年発売)で採用していたレンズを参考に、日常を気軽に撮影できる焦点距離として設定したという。

 ピント合わせは、手動選択のゾーンフォーカス式を採用。近距離から遠距離までの6つのゾーンがリングにアイコン表示されており、撮影したい被写体に応じてアイコンを選ぶ。マクロ撮影選択時は約0.25mの接写撮影が可能で、同梱のストラップを使用することにより、正確に撮影距離を測ることができます。光学ファインダーにはアルバダ式ブライトフレームファインダーを採用。通常の撮影視野枠に加えて近距離視野補正枠も備えており、選択しているゾーンフォーカスもファインダー内でアイコンを確認可能という。

 上下カバーにはマグネシウム合金を採用。内蔵フラッシュの他、測光センサーを搭載し、自動露出を実現。「AUTO」や、夕暮れ時などの撮影に適した「低速シャッター」、夜景や花火などの撮影に適した「バルブ」モードなど、7つの撮影モードを備える。独立した露出補正ダイヤルを備えており、被写体や撮影意図に応じて露出補正をすることができる。

 フィルムカメラは、若い世代で人気が高まっている一方で「過去にフィルムカメラの開発に携わってきたベテランの技術者から若い世代の技術者へと技術を継承できる機会が年々少なくなってきているのが実情です」「これまでのフィルムカメラ開発のノウハウを生かし、ベテランの技術者と若い世代の技術者が一丸となって技術を承継しながら、あえて全自動ではなく、人が操作する余地を残すことで、撮影者の個性や創造性が発揮できるモデルとして開発いたしました」としている。

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