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Adobe「解約手数料高すぎ」問題にメス 「条件は透明、キャンセルは簡単」と主張も、ユーザー意識とズレ

ITmedia NEWS / 2024年6月24日 12時36分

 例えばPremire Proプランなら、月々プラン(月4980円)、年間プランの月々払い(月3280円×12カ月)、年間プラン(3万4680円)の一括払いの3パターンが表示される。年間プランの月々払いの注釈には「○月×日(無料体験期間)までの前日までに解約すると、手数料はかかりません」と書かれているだけだ。

 最後にある「i」ボタンを押すと「14日を経過してから解約する場合(中略)早期解約金が請求されます」とあるが、解約金がいくらになるかは書かれていない。Adobeの解約に関するサポートページにも金額(契約残存期間の料金の50%)は明示されておらず、さらに細かい法務ヘルプページの解約の欄を最後まで読むと、ようやく見つかった。

 契約時は解約手数料をひた隠しにし、解約しようとすると、手数料をドーンと大きく表示して、ユーザーを引き留めようとしているようだ。

 Adobeは、司法省の提訴内容について「サブスクリプション契約の条件は透明であり、キャンセル手続きも簡単だ」と主張している。だが、このような表示は「透明」には思えない。何ステップもある解約画面は「簡単」といえるだろうか?

 今回の司法省の訴訟で、Adobeのサブスクリプションサービスの費用が、真の意味で透明になってくれることを願っている。

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