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アニメ「キン肉マン」はリメイクにあらず まだ見ていないのにマンガ家が猛プッシュする理由

ITmedia NEWS / 2024年7月7日 12時20分

アニメ「キン肉マン」はリメイクにあらず まだ見ていないのにマンガ家が猛プッシュする理由

 7月7日の午後11時55分から、キン肉マンの最新アニメ「『キン肉マン』完璧超人始祖編(パーフェクト・オリジン)編」の放送が開始されます。今回は30年来の“肉ファン”(キン肉マンのファンのこと)を自認するボク、マンガ家サダタローが、新アニメへの期待を語りたいと思います。

 キン肉マンは、1979年から1987年まで週刊「少年ジャンプ」で連載していたバトルマンガです。キン肉マンたち正義超人が、悪の超人たちと超人プロレスで戦う熱いストーリーが少年達の心を掴み、コミックスの累計発行部数は7700万部超、1983年に放送を始めたテレビアニメは平均視聴率20%超。カプセルトイの「キンケシ」は、累計1億8000万体以上を出荷しました。

 昨今の名作アニメのリバイバルブームもあり、今回のキン肉マンのアニメも過去作のリメイクだと思っている方も多いかもしれませんが、リメイクではなく新作です。実は、キン肉マンは2011年から週刊「プレイボーイ」のWebサイト「週プレNEWS」で連載が再開していて、現在はプレイボーイ本誌でも連載中。今回のアニメは、連載再開後のストーリーの中でも人気のエピソードです。

 そして完璧超人始祖編は、個人的にもイチオシのシリーズです。ジャンプ時代の「正義 対 悪」の構図とはまた異なり、各陣営の超人たちがそれぞれの大義のために戦うストーリー。大人が見ても熱くなること請け合いです。

 連載再開後のエピソードということで、今作から見始めることに不安を覚える方もいるかもしれませんが、心配いりません。なんとアニメの初回は、これまでのストーリーをダイジェストで紹介する「第0話」になっているのです。これはつまり、あの懐かしい「超人ワールドカップ編」や「7人の悪魔超人編」「夢の超人タッグ編」などの名シーンが、30年ぶりに、現在の技術で、新たにアニメ化されることを意味しています。

 仮に地上波で見逃したとしても、BS11やアニマックス、Netflixなどで放送/配信されます。1980年代はビデオデッキがない家庭も多かったのですが、便利な世の中になりました。

 PVを見た限り、作画も音楽もクオリティーが高く、刷新されたキャストも人気声優が目白押しです(詳しくは漫画で!)。これまでキン肉マンに触れてこなかった方々にも、ぜひ今回のアニメを見ていただき、新たな“肉ファン”が増えることを心より期待しております。

●著者紹介:サダタロー

1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。

●連載:サダタローのゆるっと漫画劇場

漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。

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