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イラレとフォトショ、生成AI強化の新バージョン

ITmedia NEWS / 2024年7月25日 16時7分

イラレとフォトショ、生成AI強化の新バージョン

 米Adobeは7月24日、「Illustrator」と「Photoshop」の新バージョンを発表した。パブリックβなどで先行提供していた新機能を正式に実装したもので、両ソフトウェアとも最新の生成AIモデルを採用した新機能を複数搭載している。

 Illustratorでは、ベクターデータに特化した最新の「Firefly Vector Model」(β版)を使った「生成塗りつぶし(シェイプ)」を搭載。プロンプトを入力するだけで、作成したシェイプ内にベクターの図案・柄を追加できる。プロンプトからベクターパターンを作成できる「パターン生成」(β版)、ユーザー自身のデザインテイストをIllustratorに参照させる「スタイル参照機能」なども強化している。

 また、パッケージやアパレル製品の写真から形状を認識し、作成したロゴデータなどを配置・自動変形して印字した状態を確認できる「モックアップ」機能の他、パッケージデザイン、建築図面、ファッションパターンなどで正確なサイズをプロットできる「寸法ツール」、静止テキストを編集できるように変換したり、最適なフォントを特定できる「Retype」なども実装されている。

 Photoshopは、最新の生成AIモデル「Firefly Image 3」を活用した「画像を生成」機能が導入され、テキストからの画像生成が可能になった。

 特定のテイストに沿って画像生成できるよう参照データをアップロードできる「参照画像」機能の他、出力を細かくコントロールするためのコンテンツタイプ(例:写真、アート)、スタイルエフェクト(例:ムーブメント、テーマ、テクニック、素材、コンセプト)などを調整できるようになった。生成した画像のディティールをさらに向上させる「生成塗りつぶしのディテール向上」も実装している。

 また、ブラシでなぞるだけで選択範囲を指定できる「選択ブラシツール」と「調整ブラシツール」も追加。ブラシの不透明度や硬さの設定を調整することで、不透明な選択範囲や、滑らかにぼかしたエッジを持つ選択範囲を選ぶことができ、画像の選択、合成、フィルターや塗りつぶしの適用が簡単かつ柔軟になるとしている。

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