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Google、Geminiの知能を「Google Home」製品に搭載へ

ITmedia NEWS / 2024年8月7日 7時38分

Google、Geminiの知能を「Google Home」製品に搭載へ

カメラの録画履歴から状況説明するようになる

 米Googleは8月6日(現地時間)、スマートホームの「Nest」および「Google Home」に、マルチモーダルな生成AIモデル「Gemini」を搭載すると発表した。今年後半に実施するとしているが、日本での提供時期は不明だ。

 発表されたのは、以下の4点。

・Nestデバイス上の「Googleアシスタント」でのGemini採用

・複数の新しい音声

・NestカメラでのGemini採用

・自然言語での自動化スクリプト生成

●Gemini採用Googleアシスタントと新しい音声

 Nestシリーズのスピーカーやディスプレイ上の「Googleアシスタント」にGeminiモデルを使うことで、ユーザーとの会話をより自然で高度なものにする。「メディアの再生やタイマーの設定などの体験を向上させるためにLLMを採用する」という。

 新しい音声の1つを以下の動画で聞くことができる。トーンは従来の女性の声と同じだが、より自然になっている。

●NestカメラでのGemini採用

 Geminiのマルチモーダルモデルにより、Nestカメラの「インテリジェンスを再定義する」。例えば従来は「動物が検出された」と理解していたのが、「犬が庭に穴を掘っている」とより詳しく理解できるようになるという。

 Nestカメラの活用方法としてGoogleは「子どもたちは自転車を車道に置きっぱなしにしている?」「今日はもうFedExのトラックが通り過ぎた?」「うちの犬、クッキーの箱の近くに行った?」などと質問すると適切に回答する例を紹介した。

●ホームオートメーションスクリプトの自然言語での生成

 Google Homeでは、「就寝時にドアをロックしてすべての照明をオフにする」といった操作を自動化できるが、これまではスクリプトエディタとGoogle Homeアプリで作成するため、やや敷居が高かった。

 Gemini採用のGoogle Homeの新機能「Help me create」により、口頭またはテキストで上記のような操作を入力することで自動化操作を作成できる。

 さらに、具体的な自動化を思いつかなくても、例えば「子どもたちが帰宅したら自転車を片付けるように手伝って」と入力すると、誰かが帰宅するとリマインダーがブロードキャストされるような自動化を提案する。

 Googleは同日、新しいハードウェア「Google TV Streamer」と「Nest Learning Thermostat」も発表した。(日本での発売予定については未発表。)

 Googleは13日にハードウェア発表イベント「Made by Google」を開催する。主にPixelシリーズの発表になるとみられるが、これらについても紹介するのかもしれない。

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