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世にも珍しい「無線ルーターの自動販売機」の謎を追う──富山に実在、バッファローのロゴ入りも「関与なし」?

ITmedia NEWS / 2024年8月8日 8時20分

「スマホなどで接続するのに無線ルーターは欠かせませんが、あの地域は最寄りの電気屋さんまで10kmほど距離があります。新入生は自転車くらいしか持っていませんし、バスで行くにも時間が掛かります。そこで、いつでも買える自動販売機を設置しようと考えました」

 しかし、無線ルーターを売れる自動販売機など存在しなかった。

 南社長は自動販売機のメーカーに掛け合い、共同開発という形で専用の自販機を製作する。商品のサイズは、縦×横それぞれ40cmほど、厚さ10cm程度まで対応できる仕様。自販機はキャッシュレス決済専用で、購入されるたびに南社長のスマホに通知が届く仕組みになっている。

 さらに南社長はバッファロー本社に掛け合い、自動販売機の設置許可をもらった。自動販売機の前面や側面に貼ったロゴ入りフィルムは、バッファロー側が用意してくれたものだという。……バッファローさん、話が違うよ(ぼそ)。

 今年3月、完成した自動販売機を以前からお世話になっていた不動産屋さんの店頭に設置した。すると、とくに新入学シーズンは売れ行き好調で「売り切れる機種が続出しました」。設置から5カ月あまりで累計40~50台は売れたという。……不動産屋さん、話が違うよ(ぼそ)。

 ともあれ、バッファローの無線ルーターを売る自動販売機は、富山大学の近所に実在した。設置したのは、学生のためを思う、優しくてアクティブな“次世代電気屋さん”だった。

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