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待望の新モデル ソニー、ハンディカムコーダー2機種を発表 AI被写体認識や「単体でライブ配信」も実現

ITmedia NEWS / 2024年8月21日 8時30分

待望の新モデル ソニー、ハンディカムコーダー2機種を発表 AI被写体認識や「単体でライブ配信」も実現

 ソニーは8月20日、業務用のハンディカムコーダー「PXW-Z200」と「HXR-NX800」を発表した。カムコーダーとして6年ぶりの新機種で、放送・映像現場で長年支持されている「HXR-NX5R」の後継としてだけでなく、高品位コンテンツを少人数で制作・配信するニーズに対応。直接ネットワークに接続し、カメラ単体でのライブ配信なども可能となっている。

 両モデルとも、最大有効画素数約1400万画素の1インチセンサー「Exmor RS」を搭載。積層構造を採用し、読み出しスピードを高速化。動体歪みの少ない撮影を実現し、センサー全画素読み出しでの4K60p、4K120p記録に対応。新開発の20倍パワーズームレンズは、24mmから480mm(F2.8~F4.5)までをカバーする。

 映像エンジンは「BIONZ XR」を採用し、AIプロセッシングユニットも搭載。ディープラーニングなどを用いた骨格・姿勢情報にもとづき、高精度な被写体認識・AFが可能という。光学式手ブレ補正に電子補正を加えた「アクティブモード」も利用できるという(120fps撮影時はスタンダードまで)。

 本体は、電子式可変NDフィルターを搭載し、1/4~1/128NDまでシームレスに濃度変更が可能。旧モデルでは3連リングだったが、フォーカスとズーム用に2連リング、その横に「IRIS」「ND VARIABLE」を調節するための2連ダイヤルが並ぶ形に変更。機能を割当できる12個のアサイナブルボタンを搭載する他、レンズリングにアイリスを割り当てることもできるという。

 「ITU709」「709tone」「S-Cinetone」「S-Log3」などのルックを使用可能。業務用カメラや「Cinema Line」「αシリーズ」と併用しても色を合わせられるという。記録フォーマットは「XAVC HS」「XAVC S」「XAVC S-I」に加え、最大16Mbpsのプロキシフォーマット「XAVC HS Proxy」などに対応。PXW-Z200では、XAVC(MXF)記録にも対応する。

 カメラをWi-Fiなどのネットワークに接続するだけで、RTMP/RTMPS/SRTによるライブストリーミングサービス/動画共有サイトでのライブ配信が可能。カメラオペレーター1人で撮影から配信までカバーできる他、ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」との接続で、法人向けクラウド「Creator's Cloud」のカメラ連携サービス「C3 Portal」へのストリーミングや、クラウド中継システム「M2 Live」を使った、マルチカメラによるライブ配信も可能という。

 本体は、ビューファインダーと3.5インチ/約276万画素ののLCDモニターを搭載。両方とも折りたためる新設計を採用しており、マイクホルダーも取り外すことで可搬性を向上している。インタフェースは、HDMI Type-A、USB Type-C、LAN、REMOTE端子を内蔵。メモリカードは、CFexpress TypeA/SDXCに対応したデュアルスロットを採用する。PXW-Z200では、これに加えSDI(12G、6G、3G(Level A/B)、HD)入出力、TC入出力に対応。TC/UB記録も利用可能だ。重さは、PXW-Z200が約1.96kg、HXR-NX800が1.93kg。

 価格は、PXW-Z200が64万9000円、HXR-NX800は50万6000円。9月13日での発売を予定している。

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