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Windowsを“古いバージョン”に戻す「ダウングレード攻撃」 修正済みの脆弱性をゼロデイ化、“最新の状態”を偽り検出も困難

ITmedia NEWS / 2024年8月21日 8時5分

 さらに、研究者たちは仮想化スタック全体もリスクにさらされていることを発見した。Hyper-Vのハイパーバイザー、セキュアカーネル、Credential Guardの分離ユーザーモードプロセスを過去の特権昇格の脆弱性にさらすようダウングレードすることに成功した。

 加えて、UEFIロックで強制されている場合でも、Credential GuardやHypervisor-Protected Code Integrity(HVCI)などの機能を含む仮想化ベースのセキュリティ(VBS)を無効化する方法を見つけた。これは、物理的なアクセスなしにVBSのUEFIロックがバイパスされた初めてのケースであると考えられる。

 SafeBreachは、24年2月にMicrosoftにこの研究結果を通知した。Microsoftはこれらに対応し、2つのCVEを発行している。

 ※Innovative Tech:このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。X: @shiropen2

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