Xで災害情報を拡散した人の半数は「偽情報を見分ける自信がある」が、その半分は「ファクトチェックの意味知らない」
ITmedia NEWS / 2024年8月30日 15時42分
災害時に、Xを利用して災害に関する情報を発信・拡散したことがある人の半数は、偽情報を見分ける自信があるが、そのさらに半数は「ファクトチェック」という言葉を理解していない――――NTTドコモのモバイル社会研究所が8月29日、こんな調査結果を発表した。
2023年11月、全国の15~79歳男女にWebで行った調査から、災害情報やデマに関する結果を分析した。有効回答は8991件。
災害時にXで情報発信・拡散経験がある人は全体の1割。また、災害時のフェイクニュース・デマなど偽情報を見分ける自信がない人は全体の約25%だった。
災害情報を発信・拡散をしたことがある人は、そうでない人よりデマを見分ける自信がある傾向が高く、「偽情報を見分ける自信がある」(14%)、「やや自信がある」(37%)と答えた人は合計51%だった。
一方で、発信・拡散したことがない人で、デマを見分ける自信がある人は26%(「自信がある」3%、「やや自信がある」23%)にとどまった。
Xで災害情報を発信・拡散した経験と、「ファクトチェック」という語を理解しているかをあわせたところ、発信・拡散をしている人は、していない人よりも理解度が高かった一方で、「聞いたことはあるが、意味は分からない」「聞いたこはない」人は合計52%と半数を超えていた。
研究所は、「災害時は偽情報・フェイクニュースなどが拡散されることがあり、生成AIなどを利用した偽情報は巧妙で真偽を見極めるのが難しい。真偽を見分ける自信があるからといって、安易に拡散するのではなく、発信元の確認(ファクトチェック)などを行うなどし、偽情報を拡散しないことに努める必要がある」とコメントしている。
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