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「iPhone 16」4モデル先行レビュー “差が縮まった”無印とPro、どれを選ぶべきか実機でチェックする

ITmedia NEWS / 2024年9月19日 7時50分

「iPhone 16」4モデル先行レビュー “差が縮まった”無印とPro、どれを選ぶべきか実機でチェックする

 2024年のiPhoneはどれを選ぶべきか? それとも買い替えは控えるべきか? iPhoneユーザーの多くが悩んでいるのではないだろうか。

 実機のテストレポートをお送りする。そこから筆者が感じたのは「iPhone 16がお買い得」「実はカメラが重要」「半年の時間を買うためのアップデート」という3点だ。

 それはどういうことなのか? それぞれ見比べつつ考えてみよう。

●16世代は「スタンダードとPro」の差が小さい

 仕様を比べてみると、24年のiPhoneは例年に比べ、「スタンダードモデル」と「Proモデル」の差が小さいのが分かる。

 従来、新インタフェースはProモデルから導入されていた。23年のiPhone 15 Proでは「アクションボタン」が、22年のiPhone 14 Proでは「ダイナミックアイランド」が組み込まれ、1年遅れでスタンダードモデルに入る……という形だった。23年はプロセッサについても、「A16 Bionic」と「A17 Pro」になっていて、世代が1つ違った。

 しかし今年は、新要素である「カメラコントロール」は全機種に搭載され、プロセッサも同じ「A18」世代である。

 デザイン的にみても、ディスプレイサイズが変わった「iPhone 16 Pro Max」を除くと変化はほとんどない。

 Geekbench 6とGeekbench AIのベンチマーク結果を見ても、今世代は「ワンランク性能が向上」しているものの、AIの推論能力を除くとその幅は大きいものではない。スタンダードモデルとProモデルの間では一定の差があるものの、GPUの速度差による部分が大きいとも感じる。

 推論機能の強化はApple Intelligenceを意識したものだ。これはAppleによる生成AIを使ったパーソナルアシスタント機能だが、米国では10月、日本では2025年に提供を開始する予定。機能や使い勝手の面では、23年モデルのiPhone 15 ProもiPhone 16シリーズも大差ないとされるが、「発売される全機種が対応している」という意味では、やはり16シリーズの意味は大きい。ただし、それが生きてくるには半年近くかかる。

 Apple Intelligenceへの準備的な意味合いでは、iPhone 16も16 Proもあまり差はない。カメラの差(これは後述する)を重視する人、ゲームなどで少しでもGPU性能が高いものを求める人が「Proモデルの想定ユーザー」であり、それ以外の人にはスタンダードモデルがおすすめ……ということになる。

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