「iPhone 16」のカメラ仕様をサイレント修正? 公式サイトから「反射防止レンズコーティング」が消える
ITmedia NEWS / 2024年9月25日 11時15分
米Appleの「iPhone 16」シリーズのカメラについてとある仕様の変更が物議を醸している。当初、カメラの仕様に記載されていた「反射防止レンズコーティング」の表記が、何の告知もなくサイレントに消えているというものだ。
ここ数世代のiPhoneは、強い光源がカメラに入り込むことで生じるゴースト(レンズ内の反射によって生まれる光の像)が発生しやすく、特に夜などの暗いシーンでは、光源の形がハッキリ分かるレベルで映り込んでしまうため、ユーザーからは長らく対策が望まれていた。
9月9日(現地時間)に同社が開催したオンラインイベントでは、新型iPhoneのカメラに関するプレゼンテーション内で、iPhone 16の広角/超広角カメラ、iPhone 16 Proの広角カメラに「Anti-reflective lens coating」という表記があったことから、ゴースト対策として期待する声が多く出ていた。
ところが、公式サイトの製品比較ページにあった、iPhone 16 Proの「反射防止レンズコーティング」、iPhone 16の「反射防止レンズコーティング(Fusion)」という表記が、24日までに消えていることが判明。X(旧Twitter)などのSNSでも表記がなくなったとの指摘が相次ぐ事態に。
中には「改善されたとは言いがたかった」という、iPhone 16 Proを購入したユーザーの声があった一方で、旧機種と比較して改善されたと投稿するユーザーもおり、何かしら反射防止対策が施されているのかは実際のところ不明だ。
ITmedia NEWS編集部では、Appleの日本法人にカメラ仕様の表記変更について確認中。新情報があり次第、追記する予定だ。
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