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手元に大きなキーが1つ増えるという新鮮な体験 REALFORCEに聞くスペースバー分割キーボードの開発意図

ITmedia NEWS / 2024年9月30日 15時37分

●キーボードのハードユーザーのためのキーボード

いしたに:このスペースキー分割キーボードというのはどういう製品と考えればいいのでしょうか?

山根さん:われわれのお客様というのは、とにかく毎日ずっとタイピングをしている皆さんです。いろんなご要望がある中、今回われわれとしてもチャレンジングで長く時間をかけて理解してもらう製品と位置付けています。そして、この製品は簡単にいうと、ホームポジションをできるだけ崩さずにタイピングしたい皆さんに対して、そのポジションを維持したまま使うことができるキーを1つ追加したという形になります。

いしたに:ということは、別に親指シフト用キーボードではないということですね。

山根さん:ありがたいことに反響はいただいておりますが、親指シフトのためのキーボードということではないです。ソフトウェアでキーマップ入替は簡単にできますので、どんなキーをここに設定するのかはお客様次第です。

いしたに:キーを追加する外部デバイスなんかもありますけど、そういうものを使うにしても、確かにホームポジションから手は離れてしまいますものね。

山根さん:例えば、ここにエンターキーを設定されている方がいます。そうしておくだけで、エンターを押すためだけにホームポジションから手を放すということがなくなります。他にも、バックスペースキーを設定されている方もいます。この方はお仕事がライティングがメインの方でした。

いしたに:確かに私もバックスペースキーは文章を書くときに、わりと使いますし、文章をどんどん書いているときにタイプミスするとミスしていることもあって、ホームポジションからは手は離している自分にイラっとはしますね。

山根さん:はい、そういう感じで、実はスペースキーの場所にもう1つキーがあるといい、というお客様はいらっしゃると思うんです。まずは、キーボードの手元の一番いい場所に別のキーがもう1つ増えたぐらいに考えてもらって、いい使い道を発見していただきたいと思っています。

 実際に、この「R3 Keyboard / R3HI17」をタイピングしてみて気づいたのは、普段とは違うタイピング体験でした。スペースキーの横に自分の好きな任意のキーを設定するというのは、キーマップ入替機能があるキーボードであれば、他のキーボードでもできないことではありません。

 でも、よく使うキーをここに設定する際、普通のキーよりも大きいキーであるということは、これは違う体験なんです。

 というのも、普通のキーよりも大きいキーというのは、やはり圧倒的に他のキーよりも叩きやすいんです。これは、一度理解してしまえば当たり前のことなのですが、実際に触ってみないと分かりにくいことでした。想像よりもずっといいと思います。

 また、キーマップ入替機能を使うとショートカットも割り当てることができますから、なにか特定のショートカットを使うのであれば、即押せる場所にショートカットを設定しておくのは、やってみると、その効果にびっくりするのではないかと思います。

 ということで、このREALFORCE R3のセパレートスペースキーモデル「R3 Keyboard / R3HI17」。機会があれば、まずは一度タイピングしてみることをおすすめします。タイピングがある程度完成している人であればあるほど、その体感にびっくりするのではないかと思います。

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