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Epic Games、GoogleとSamsungを提訴 「アプリ配信競争阻止で共謀」

ITmedia NEWS / 2024年10月1日 9時28分

Epic Games、GoogleとSamsungを提訴 「アプリ配信競争阻止で共謀」

Galaxy端末の自動ブロッカー機能はデフォルトで有効に

 「フォートナイト」などを手掛ける米Epic Gamesは9月30日(現地時間)、米Googleと韓国Samsung Electronicsを北カリフォルニア地区連邦地裁に提訴したと発表した。同社が8月にリリースした「Epic Games Store」などのサードパーティアプリストアを阻止するために共謀していると主張する。

 EpicがGoogleを提訴するのは2度目。前回は、Googleが公式アプリストアでEpicなどから手数料を徴収するのは独禁法違反だと訴えた(昨年12月にEpicが勝訴し、Googleは控訴する見込み)。

 今回は、SamsungがGalaxy端末で提供している「自動ブロッカー」機能が、Galaxy端末にアプリをインストールする唯一の方法とするために機能しており、これが違法だと主張する。

 自動ブロッカーは、2023年導入のセキュリティ機能。GoogleあるいはSamsungが許可していないソースからのアプリのインストール(いわゆるサイドローディング)を防止するというものだ。当初はオプトイン設定だったが、Samsungはこの機能を7月にデフォルトでオンにした。

 Epic Games Storeなどをインストールしようとすると、この設定をオフにするかどうか尋ねる表示になる。

 Epicは、この設定をオフにしてアプリをダウンロードするまでには21ものステップが必要であり、何度も脅かすようなメッセージが表示されるとスクリーンショットを添えて説明する。

 Epicは、自動ブロッカーがユーザーをマルウェアから守るために設計されたものではなく、競争を阻止するために設計されたものだと主張。ティム・スウィーニーCEOは、Epic Games Storeがマルウェアではないことも、身元不明でもないこともGoogleとSamsungは知っているにもかかわらず、このアプリを許可していないとXへのポストで語った。

 Epicは地裁に対し、GoogleとSamsungの不公正な行為の禁止やEpicが被った金銭的損害の賠償などを求めている。

 Googleは米Reutersなどに対し、Epicの訴訟は根拠がないという声明を送った。Samsungは「Epicの根拠のない主張に激しく反論する」予定だと述べた。

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