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ジョーシス、SaaS管理の診断&代行サービス提供へ 新たに140億円借り入れ

ITmedia NEWS / 2024年10月8日 15時4分

ジョーシス、SaaS管理の診断&代行サービス提供へ 新たに140億円借り入れ

 情報システム部門向けのSaaS管理サービスを提供するジョーシスは10月8日、SaaS管理の状況を診断する新サービス「SaaSドック」や、不要なアカウントの削除などを代行する新サービス「SaaSキュア」を発表した。国内外の金融機関から新たに約140億円を借り入れ、サービス提供に充てるという。

 SaaSドックはジョーシスのユーザー向けに提供。アンケート結果を基に、ジョーシスで管理し切れていないSaaSやアカウント、権限の状態を調査・特定するサービス。SaaSキュアは、SaaSドックでの診断結果を基に、アカウントの削除や、不適切な権限の変更などを代行するBPOサービスだ。料金形態などは今度定める。

 企業のSaaS活用が一般化になった昨今では、ジョーシスなどが提供するSaaS管理ツールでSaaSのコストやアカウントを管理する例も増えている。一方で、情報システム部門が把握しきれていなかったり、実際には使われていなかったりするアカウントの洗い出しや、権限の最適化は、判断に当たって関係部署などへの確認などが必要になり、円滑に進まないケースも多い。2つの新サービスでは一連の作業を代行することで、SaaS管理サービスのアップセルにつなげるとみられる。

 新サービスの提供に当たり、両サービス提供の拠点となる「SaaSオペレーションセンター」も、千葉市海浜幕張に開設する。現状は20人体制だが、2025年10月をめどに200人規模まで人員を拡大するという

 「企業内コミュニケーションの課題はテクノロジーで解決し切ることができない。われわれはそこをサービス・人で解決し、クライアントの完璧なSaaS管理を実現していく」(松本恭攝社長)

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