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サポート終了まで1年切ったWindows 10──できていますか、移行やその準備

ITmedia NEWS / 2024年10月22日 8時45分

サポート終了まで1年切ったWindows 10──できていますか、移行やその準備

 多くの企業が、業者から購入・リース契約したPCにWindows 10をインストールし、業務に使っていることだろう。しかし、これが間もなく使えなくなってしまう。Windows 10のサポート終了日となる「Windows 10 EOS」(End of Support)の2025年10月14日が迫っているからだ。

 Microsoftはソフトウェア製品に対して、5年間は機能改善やバグフィックスを行う品質更新プログラムと、大幅な機能更新を付与する機能更新プログラムを年1回提供するポリシーを適用してきた。ここまでがメインのサポートフェーズである。

 6年目から10年目まではセキュリティ更新プログラムのみを適用する延長サポートフェーズに入る。しかしWindows 10は現行のバージョン22H2が最終版となり、延長サポートフェーズの終わりを迎えつつあるのだ。

 端的に述べると、サポートが終了したWindows 10では、Windows UpdateやMicrosoft Update経由の各プログラムを入手できず、Microsoftのテクニカルサポートも終了する。これはライフサイクルの長い「LTSC(Long-Term Servicing Channel)2021」(2032年1月まで)を除き、Home/Pro/Enterprise/Education/IoT Enterpriseとほぼ全てのエディションが対象だ。

●Windows 11移行の要件と、作業効率化の方法は

 一方で、Windows 11への移行は容易ではなく、計画的な対応が必要になる。移行を阻むのはWindows 11のシステム要件だ。セキュアブートに対応したUEFIに加え、各種セキュリティ機能の提供に必要な「TPM(トラステッド・プラットフォーム・モジュール)2.0」が欠かせない。

 さらにIntelであれば第8世代Core iプロセッサ、AMDならZEN+世代(第2世代Ryzen)のCPUを搭載している必要がある。いずれも最新のプロセッサではないが、今手元で使っている業務用PCがそれ以降のプロセッサを搭載していないと、Windows 11が動作しない可能性が高い。自社でPCを購入した中小企業は必然的にPCの買い換えが発生するだろう。

 キッティングや移行は手間だが、効率化する手段もある。SIerやリセラー経由で社用PCを手配している場合は、クラウドベースのエンドポイント管理ソリューションである「Microsoft Intune」でWindows 11に移行できるPCを取捨選択し、同じくクラウド経由でWindowsをキッティングできる「Windows AutoPilot」を使用すればよい。

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