「Apple Intelligence」でできること 英語版を使って見えた、次世代「AIアシスタント」の実力
ITmedia NEWS / 2024年11月21日 10時57分
米Appleは10月28日に、iPhone・iPad・MacのOSを刷新し、Apple Intelligenceを正式公開した。
ただ現状はアメリカ英語のみでの公開となっており、日本語など他の言語では使うことができない。
実際にどんなことができるのか? どんな制約があるのか? 実際に英語で長期間使ってみたので、その感想をお伝えしたい。
日本語対応は、早くとも2025年4月以降。同じような機能が使えるようになるはずだが、その時に思いを巡らせながらお読みいただきたい。
●言語は「English」設定で。iPhoneからMacまで利用可能
Apple Intelligenceを使うにはいくつかの条件がある。動作対象機種については、あえて後述する。その上でまず最新のOSにアップデートし「言語」の設定を「English」にする。OSの設定内に増えた「Apple Intelligence & Siri」という項目から登録し、しばらくすると使えるようになる。現状は、日本語設定のままでは利用できない。
Apple Intelligenceには多様な機能がある。特定の機能ではなく、Apple製品に搭載されるAI関連機能の総称、といったところだ。
実際には、Apple Intelligence枠で入っているAIとそうでないAIがあり、「そうでないAI」は過去から利用できたものだったりする。
ただ、Apple Intelligence枠なのに「実は日本でも使える」ものがあったり、機能の一部はApple Intelligenceではなく、そこからの応用はApple Intelligenceだったりと、多少混乱しやすいところはある。
とはいえ、これは予定されている機能・言語対応が一通りそろうまでのことであり、この先では「Apple製品で動いているAIはみんなApple Intelligence」というようなくくりになっていくのだろう。そのくらい、いろんなところにAIを機能として組み込んでいこうとしているのが分かる。
詳細な動作対象機種は本文の最後に譲るが、Apple Intelligenceの特徴は、「同じ機能がMacにもiPadにもiPhoneにも搭載されていること」だ。他社もAIサービスの横展開を進めているが、オンデバイスAIの場合、プラットフォーム共通化が進んでいるAppleが有利、というところはあるだろう。今回も全プラットフォームで試してはいるが、画面を含めた説明自体はiPhoneで行う。
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