1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

カシオ、G-SHOCK“類似品”裁判で中国企業に勝訴 意匠権切れでも「影響力を持つ商品の装飾」と判断

ITmedia NEWS / 2024年12月12日 12時51分

カシオ、G-SHOCK“類似品”裁判で中国企業に勝訴 意匠権切れでも「影響力を持つ商品の装飾」と判断

カシオ、G-SHOCK“類似品”裁判で中国企業に勝訴

 カシオ計算機は12月12日、G-SHOCKの類似品を作った中国の企業2社に対し、不正競争を争う裁判で勝訴したと発表した。広東省最高裁判所は、中国企業2社がG-SHOCKの類似デザインを許可なく使って消費者を混同させたと判断。不正競争行為に当たるとして、損害賠償金300万元(約6500万円、1元21円で換算)の支払いを中国の企業に命じたという。

 問題となったのは、G-SHOCK「GA-110」シリーズの商品デザイン。GA-110は、中国内では2010年に発売し、16~20年の間、中国のG-SHOCK全体の売り上げのなかで1位だった。一方、19年に意匠権が切れていたという。

 これを受け、同社はGA-110の類似品を巡り、意匠権ではなく不正競争防止の観点から、21年11月、中国の企業である広州市特遠表業有限公司と深セン市特斯高時計有限工事の2社を提訴した。中国におけるGA-110の販売実績や広告などを証拠として提出した結果、GA-110のデザインが「一定の影響力を持つ商品の装飾」と裁判で認められ、24年8月に今回の判決が出たとしている。

 カシオ計算機によると、意匠権が切れた商品デザインに関し、不正競争防止法の保護が裁判で認められたのは、同社にとって初めてという。

【訂正履歴:2024年12月12日18時 記事掲載当初「24年9月に今回の判決が出た」との記載がありましたが、正しくは「24年8月」でした。訂正します】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください