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「mixi2」は、X移住先の本命か? mixi古参ユーザーもどっぷりハマった、久しぶりの「平和なSNS」

ITmedia NEWS / 2024年12月17日 13時8分

「mixi2」は、X移住先の本命か? mixi古参ユーザーもどっぷりハマった、久しぶりの「平和なSNS」

 12月16日、突然現れた新SNS「mixi2」が、急激に盛り上がっている。

 mixi2は、往年のSNS「mixi」を開発したMIXI社が提供する、スマートフォン向けの新しい短文SNSだ。完全な新規サービスで、mixiとの互換性はない。

 筆者は「mixi」を初期(2004年)から使っており、ユーザーとして、取材者として、その栄枯盛衰を見てきた。その約20年後。mixi2を昨日の初日から使い、一晩でずぶずぶにハマった。

 mixi2は「ポストX」の本命になれるだろうか? 使い心地を解説しながら考えたい。

●mixi2は「Xっぽい」が……

 mixi2は「完全招待制」をうたうSNSだが、実質、誰でも利用できる。

 招待リンクから登録できるユーザー数は無制限。Xなど外部に貼り付けもOKな、オープンな仕様だ。Xで大量のフォロワーをかかる人が拡散しており、一晩でユーザーが激増した(ITmedia NEWSからの招待リンクはこちら。ご利用ください)。

 使い心地はXに近い。気になるユーザーをフォローし、その投稿がタイムラインに流れる。短文を次々に投稿でき、最大文字数は「149.3文字」(逆から読むとミクシィ)だ。

 Xにはない機能として、属性や趣味が近いユーザー同士が集まって交流する「コミュニティ」がある。初代mixiでも人気の機能で、コミュニティの投稿もタイムラインに流れる。

●リプライ欄やリアクションボタンが平和

 投稿には返信(リプライ)したり、リポストしたり、リアクションアイコン(スタンプ)を選んで反応を付けることができる。

 その実装をみると、「人を傷つけない、平和なSNSにしたい」という思いが伝わってくる。

 例えばリプライ欄には「やさしいことばで返信しよう」と書かれている。きつい言葉や中傷などのリプライがつくこと避けたい、という意図だろう。

 100以上あるリアクションアイコンも、平成スタイルのポップな字体で描かれており、そのほとんどがポジティブなもの。笑顔やハートといった基本の絵文字の他、「ありがと」「いいな」「かわいい」「がんばれ」「愛」など日本語文字のアイコンも豊富だ。

●完全時系列→平和

 タイムラインは「フォロー」「発見」の2種類。前者がデフォルト(初期画面)に表示され、フォロー先とコミュニティの投稿が時系列で並ぶ。「発見」には、おすすめの投稿が並んでいるようだ。

 XやFacebook、Threadsなど既存のグローバルSNSは、デフォルトが「おすすめ」(mixi2でいう「発見」)で、注目を浴びた(バズった)投稿が上位に表示されがち。完全時系列で、どの投稿もフラットに見ることは難しい。

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