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「mixi2」は、X移住先の本命か? mixi古参ユーザーもどっぷりハマった、久しぶりの「平和なSNS」

ITmedia NEWS / 2024年12月17日 13時8分

 「おすすめ」が優先されても、心地良い投稿だけなら良いのだが、ユーザーが望まないものも出がちなのがグローバルSNSの難点だ。「バズっているだけで興味がない内容」や、「炎上しているネガティブな内容」などがおすすめされやすく、SNSから人が離れる原因になっていた。

 mixi2の「フォロー優先」「完全時系列」という割り切りは、グローバルSNSへのそうした声を考慮したうえでの実装だろう。

●トレンドがない→平和

 mixi2には「トレンド」機能がないのも特徴だ。

 Xのトレンドは、ユーザーがその瞬間によくつぶやいている言葉をピックアップし、ランキング形式で教えてくれる機能だが、ネガティブな情報に関連する言葉が浮上しやすく、“炎上”が再拡散されるハブにもなってしまっている。

 また、“バズってトレンドに載る”ことをSNS利用の目的にしたユーザーが増えると、真偽不明のセンセーショナルな情報や、他人がつぶやいて受けた投稿を無断で拝借して再投稿する“パクツイ”などが氾濫しがちになり、場が荒れていく。

 トレンド機能や、ニュースを伝える機能などを実装しないことで、平和なSNSの維持を目指しているように感じた。

●人間しかいない→平和

 完全招待制で始まった日本語SNSであるmixi2には、今のところ(おそらく)人間しかいない。さらに言うと、日本のユーザー(日本語話者)しかいない。

 Xなど他社のグローバルSNSはbotだらけだし、無意味なレスで閲覧数を稼ぎ、収益を得ようとする、海外発の“インプレゾンビ”も大量にいる。自動配信される、無味乾燥な広告投稿も多い。

 mixi2は人間しかいないので、ポストへの反応を見ても「誰か(日本語を理解する人間)が見てくれたんだな」と実感できるし、それがうれしい。リアクションボタンはアニメーションするので、反応が生き生きと感じられる。

●超活発なコミュニティは、投稿が秒単位

 筆者のタイムラインは、フォローした人と、面白そうなコミュニティのつぶやきであふれておおり、今のところとても平和だ。

 ただ、一晩でユーザーが激増したため、タイムラインが激流に。参加者が多いコミュニティでは数秒に1回の頻度で投稿が集まっている。

 現状のmixi2は、フォロー相手とコミュニティの投稿がタイムラインに混じって表示される仕様だ。コミュニティの投稿を分けたり、ミュートしたりすることはできない。このため、活発なコミュニティに入るとタイムラインが占領され、フォロー相手のつぶやきを見逃してしまいがちだ。

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