OpenAIの「12 Days」まとめ
ITmedia NEWS / 2024年12月21日 8時8分
重要な発表の日はアルトマンCEOも参加した(5日目の画像)
米OpenAIの12日間にわたる発表イベント「12 Days of OpenAI」が12月20日(現地時間)に完結した。本稿で12の発表を時系列にまとめておく。サム・アルトマンCEOが予告したように、大小とりまぜた発表だった。
1日目(12月5日)
推論AI「o1」と、月額200ドルの新プラン「ChatGPT Pro」の発表。o1は、従来のモデルよりも推論能力が大幅に向上し、複雑な問題を解決できるようになった。o1のシステムカードも発表され、安全性評価、レッドチーミングの知見、安全性の向上などが強調された。
2日目(12月6日)
「Reinforcement Fine-Tuning」(強化学習ファインチューニング研究)プログラムの発表。特定のタスク用に「oシリーズ」モデルを変更できるようにするモデルカスタマイズ方法だ。まずは複雑なタスクを持つ研究者、大学、企業からの応募を募集した。
3日目(12月9日)
高画質でリアルな動画を生成できるAIモデル「Sora」の一般公開の発表。ChatGPT PlusおよびProの加入者はsora.comを通じてアクセスできるようになった。一時的に登録を制限しなければならないほどに新規登録が殺到した。
4日目(12月10日)
10月に発表した「Canvas」の無料公開。Canvasは、ChatGPTと連携して文章作成やコーディングを行うためのインターフェースで、GPT-4oモデルに直接統合された。
5日目(12月11日)
「Apple Intelligence」からChatGPTへのアクセス提供開始の発表。Appleが同日発表した最新OSを搭載するiPhone、iPad、Macのユーザーは、ChatGPTのアカウントがなくてもApple Intelligence経由でChatGPTを使えるようになった。
6日目(12月12日)
ChatGPTの音声機能に2つの機能を追加。ChatGPT PlusおよびPro加入者向けの画面共有サポート付き「ビデオ通話」と、季節限定のサンタクロース音声プリセットだった。サンタクロースは日本語も話す。
7日目(12月13日)
Anthropicの「Projects」に似た、ChatGPTのチャットを個別管理する機能「Projects」の発表。ChatGPT PlusおよびPro加入者が利用可能になった。GPT-4oモデルと連携する。将来的にはo1などとの互換性も実現する予定という。
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