Microsoftの10月~12月期決算は成長鈍化もAI事業の収益は175%増
ITmedia NEWS / 2025年1月30日 7時50分
Intelligent Cloud部門まとめ
米Microsoftが1月29日(現地時間)に発表した2025年第2四半期(2024年10月~12月期)の決算は、売上高は前年同期比12%増の696億3000万ドル、純利益は10%増の241億ドル(1株当たり3.23ドル)だった。
売上高、純利益ともにアナリスト予想(売上高は687億8000万ドル、1株当たり純利益は3.11ドル)を上回ったが、Azureを含むクラウドサービスの売上高は予想を下回った。
サティア・ナデラ会長兼CEOは発表文で「MicrosoftのAI事業は既に年間収益の推定値で130億ドルを超え、前年同期比で175%増加となった」と語った。
部門別では、Azureやサーバ製品を担うIntelligent Cloud部門全体の売上高は19%増の255億ドルで、アナリスト予想の258億3000万ドルを下回った。サーバ製品およびクラウドサービスの売上高は、Azureおよびその他のクラウドサービスの売上成長31%に牽引され、21%増加した。この成長には、AIインフラへの継続的な投資が貢献しているとしている。
OfficeやLinkedIn、Dynamicsを扱うProductivity and Business Processes部門の売上高は、14%増の294億ドル。法人向けは15%増、コンシューマ向けは8%増、LinkedInは9%増、Dynamics関連は15%増だった。
Windows、ハードウェア、Xbox、検索のMore Personal Computing部門の売上高は、147億ドルで、ほぼ横ばいだった。Windows OEMおよびデバイスの売上高は4%増、Xboxコンテンツおよびサービスの売上高は2%増、TAC(トラフィック獲得費用)を除いた検索およびニュース広告の売上高が21%増だった。
同四半期の設備投資額は158億ドル。前年同期は97億ドルだった。エイミー・フッドCFO(最高財務責任者)は発表文で「われわれは、クラウドとAIインフラへの継続的な投資と、運用規律のバランスを保つことに引き続き注力している」と語った。
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