国立国会図書館、遠隔複写サービスがついにPDF対応 20日から
ITmedia NEWS / 2025年2月6日 13時56分
国立国会図書館、遠隔複写サービスがついにPDFに対応 20日から
国立国会図書館は2月6日、同館が所蔵する資料の一部を複写して郵送するサービス「遠隔複写サービス」について、PDFで複写物の提供を始めると発表した。国立国会図書館に行くことなく、Web上で申し込んだ複写物のPDFをダウンロードできるようになる。取り扱い開始は20日から。
PDFによる遠隔複写サービスは、Web上で国立国会図書館のデジタル化資料を検索・閲覧するサービス「国立国会図書館サーチ」を通じて提供する。対象資料は、デジタル化資料を含めた国立国会図書館の所蔵資料。ただし楽譜や地図、写真集、画集、発行後1年以内の雑誌などは、著作権法などの規定により対象外になる。国立国会図書館の個人登録(本登録)しているユーザーであれば利用できる。
利用料金は、複写する資料の種類と複写方法によって異なる。画像1コマあたり、スキャナーで読み取る紙資料(図書、雑誌など)は83.6円、撮影を行う紙資料(古典籍資料など)は176円、マイクロフィルム・マイクロフィッシュは116.6円、国立国会図書館デジタルコレクション収録資料は62.7円としている。このほか、著作権者に支払う補償金額(新聞であれば1ページあたり500円、2ページ以降1ページごとに100円など)が加わる。
遠隔複写サービスのPDF対応は、2021年の著作権法改正に端を発する。この改正により、図書館では著作物の一部を利用者の求めに応じ、インターネットで送信できるようになった。これを受け、権利者や出版社、図書館など関係者による「図書館等公衆送信サービスに関する関係者協議会」が設置され、著作権法改正に関するサービスの実施に必要な事項などを協議。同協議に合意を踏まえ、国立国会図書館は今回のサービス提供に至ったとしている。
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