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ニコニコの動画“大量削除”、ドワンゴに見解を聞いた 「これからも必要に応じて継続的に」

ITmedia NEWS / 2025年2月11日 9時20分

ニコニコの動画“大量削除”、ドワンゴに見解を聞いた 「これからも必要に応じて継続的に」

改定後のガイドライン。赤字が変わった部分

 ドワンゴが運営する動画配信サービス「ニコニコ」で1月下旬に5万を超える動画の消失が確認され、利用者やクリエイターに衝撃を与えた。原因は何だったのか、ドワンゴに聞いた。

 動画の消失が確認されたのは、1月18日から19日にかけて。ニコニコ動画のデータベース「ニコニコチャート」をみると、19日は前日に比べて動画数が5万3998のマイナスとなっていた。これに伴い、1日の動画再生数も前日比で9億回以上減った。

 ドワンゴは、24年10月に「ニコニコ規約」などを一部改定し、「海外の法令等に違反する恐れがある描写・公序良俗に反する描写を含む」コンテンツについては改定前に投稿したものを含めて削除する方針を示していた。このため、SNSなどでは「ついに始まった」という声が上がっていた。

 大量の動画が消えたのは、やはり削除によるものか。ITmedia NEWSの問い合わせに対するドワンゴ広報の回答は以下の通り。

──「ニコニコチャート」をみると、1月19日は前日に比べて動画数が5万3998のマイナスになりました。これは24年10月に公表したコンテンツの規制範囲見直しを受けての削除対応だったのでしょうか? そうであった場合、正確な削除本数も教えてください

ドワンゴ:規制範囲の見直しに伴い、1月17日に削除対応を実施いたしました。なお、2024年10月30日のニコニコ規約/ガイドラインの改定以降、2024年内も削除を含む対応は順次実施しておりました。正確な数値はお答えしかねますが、お問合せいただきました件数と大きな差分はございません。

──削除された動画はどのようにして選別したのでしょう。基準がありましたら教えてください。

ドワンゴ:日本国内の法令等だけではなく、社会環境や国際情勢、日本国外の法令等も鑑みたうえで、一例として、以下のようなコンテンツに対しては規制を厳格化します。

・児童または児童を想起させる人物や動物を対象とした、虐待、性的搾取、性交に従事しているように見える、または関与しているように見えるコンテンツ

・過度な暴力表現や、自殺、自傷、テロリズムの助長、違法薬物や武器の製造、販売を目的としている、または関与しているように見えるコンテンツ

・その他、利用する国・地域によって法律、規則、規制に違反する可能性があるコンテンツ

 個別の規制内容についてはお答えいたしかねるため、ご了承くださいますようお願いいたします。

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