初めて「全米が泣いた」映画が登場したのはいつ? → 本気で調査してみたら、俺が泣きそうになった

ねとらぼ / 2017年9月21日 11時0分

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8月に神保町の古書店街で調査してきました

 ハリウッド映画の代表的なキャッチコピー「全米が泣いた」。数多くの作品で使用されている定番のフレーズとして知られており、ここから派生した「全俺が泣いた」などのネットスラングも誕生しています。

 ところで、誰もが何度も耳にしているこのコピー、いったいいつから存在するのでしょうか。初めて全米を泣かせた映画を突き止めるべく、体当たりで調査してみました。

●映画業界にも分からない「全米が泣いた」の元祖

 調査にあたって気になったのは、そもそも「全米が泣いた」映画の元祖を知っている人物は存在しないのかという疑問です。

 というのも、ネット上では「全米が泣いた」作品として「タイタニック」「ミリオンダラー・ベイビー」「アルマゲドン」「ロング・ウェイ・ホーム」などが紹介。Google検索の「関連する検索キーワード」に「全米 泣きすぎ」が入っていることに、納得してしまうほどの作品数が掲げられています。日本人は、日本人が泣いた映画よりもアメリカ人が泣いた映画に詳しいのではないかと思わざるを得ないくらい、キャッチコピーとして浸透しているのです。

 しかし、このコピーを使用した最初の作品は何なのかという問題になると、話は別。「とにかく有名で、昔からよく使われている」くらいのぼんやりした情報ばかりで、詳細については分かりません。

 さらに大手映画配給会社、映画関連の出版社、映画パンフレット販売店にも取材してみましたが、いずれも「分からない」との回答でした。実は、映画業界で働いている人たちにさえ分からない難問だったようです。

●日本人が思っているよりも、全米は泣かない

 他人に頼れないとなると、自分で探すほかありません。まず足を運んだのは、日本有数の古書店街を持つ神保町。映画ポスター、チラシなどを取り扱う店舗も存在しており、それらの商品をひたすらチェックしていけば「全米が泣いた」映画が見つかるに違いありません。だって、日本では知らぬ者のない超有名なコピーなのですから。

 やたらと体力を消耗する調査方法ではありますが、該当作品がたくさん出てきたら、後は公開年順に並べるだけで元祖に近い映画が導き出せるはず……と皮算用も捗ります。

 午後の業務時間をまるまる使って、数百枚の映画チラシを確認してみたところ、案の定「全米が泣いた」にかなり近いコピーを使用したものが見つかりました。

・「全米が涙した、無垢で純粋な愛の感動作」(アイ・アム・サム/2001年公開)

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