彼女はおしゃべりしながら俺にフルコン入れてきてつらい 「ハイスコアガール」10話

ねとらぼ / 2018年9月15日 1時0分

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『ハイスコアガール』(C)Rensuke Oshikiri/SQUARE ENIX

 ゲーセンで燃やした青春があった。ゲーセンで育った恋があった。格ゲーが盛り上がっていた90年代を舞台に、少年少女の成長を描くジュブナイル「ハイスコアガール」は、当時を経験していた人も、そうではないゲーム好きも、そしてかつて子どもだった全ての大人が、共感できる悩みをたくさん練り込んだ作品です。

 受験勉強のためにゲームから離れていたハルオ。一方でゲームができなかったはずの小春が、大進化を遂げ始めていた……。

●今回のあらすじ

 自分が大野晶と一緒にいたいことに気付き、同じ高校に行くため猛勉強をしたハルオ。しかし現実は残酷、ハルオは落ちてしまった。

 彼の元に遊びに来たのは、別の学校に進学した日高小春。彼女は今までほとんどゲームをやっていなかったため、ゲーマーのハルオから見たらド初心者、のはずだった。ところが小春とゲーセンで対戦したところ、得意だったはずの格ゲーでことごとく負けてしまう。

 こんな腕前では大野に合わせる顔がない……と絶望しかけるハルオは、ゲーマー魂を取り戻すために必死になりはじめる。

●小春の猛練習

 小春の恋心がものすごいパワーを生んでいるのが見られる10話でした。

 確かに中学時代、小春はそもそもゲームに興味がなく、ガチャプレイの初心者だったのは事実。しかしザンギエフの頭突きで的確に相手を撃墜するなど、反射神経と感覚的プレイに優れていた、ゲームの才能を秘めていた子です。ハルオがゲーセンに行かないうちに練習を重ねたことで、ものすごい強さを誇るようになりました。

 受験に失敗してから、ゲーセンに行かなかったハルオ。それに対して、今まであまりゲーセンに肯定的じゃなかった小春が「私が最近よく行くんだもん……」と発言。

 90年代中盤以降、対戦格闘ゲームブームで確かに「不良のたまり場」的ゲーセンの空気は薄くなっていきました。でも女の子1人で行くのはまだまだハードルが高い。常連の大野でも浮くくらい。内気で自分からやりたいことを選択できなかった小春が、バリバリゲーセンに1人で行くって、すさまじい度胸です。

 「矢口君が大喜びしそうなモノがどんどん出てるのに……」

 ゲーム知識がなくて何が何だか、みたいだった彼女が、アーケードゲームの基礎知識を身に着けている! ゲーメスト読んでるなこれは!

 格ゲーは知識とセンス(感覚)、反復練習と読み合いなどが大事。どうやら彼女は、全てをこっそり身につけていた様子。気付けばガチ勢です。

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