「キャプテン翼」を世に送り出したテクモがいかに偉大かを皆さんに説明します

ねとらぼ / 2019年10月20日 17時14分

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キャプテン翼(1987年)

 テクモのゲームの最大の特徴はとにかく面白いことです。

 今から皆さんと一緒に、ファミコン史前半におけるテクモの良ゲーメーカーっぷりとその恐るべき存在感について考えてみたいと思います。ちょっと古い話から始まりますがご勘弁ください。

 現在はコーエーテクモ、古くは帝国管財改めテーカンと号されたテクモは、当初はゲームセンターに良質なアクションゲーム・シューティングゲームを提供する佳作メーカーであって、そのアレンジ移植からファミコンでの歩みを始めました。

 ファミコンにおけるテクモゲー第1作は、「ボンジャック」を絶妙にファミコンにマッチした形にアレンジした「マイティボンジャック」。元は固定画面型アクションゲームで、パズル的な要素もあったアーケード版「ボンジャック」は、その独特な浮遊感のあるジャンプはそのままに、探索・謎解き要素も加味されたスクロールアクションに生まれ変わりました。

 そのたった3カ月後に発売された「ソロモンの鍵」は、固定画面アクションパズルゲームの究極形と言ってもなんら過言はない、素晴らしい名作でした。それまでの「削る」ないし「移動させる」パズルゲームに対して、換石の術を使った「創る」パズルアクション。ソロモンの鍵のその恐るべき完成度に比肩する固定画面アクションゲームは、そうざらには存在しないと私は思います。

 私の中では、「ソロモンの鍵」「迷宮島」「キャッスルエクセレント」「バベルの塔」の4作が、ファミコンにおけるアクションパズル四天王ということになっています。

 シンプルイズベストな連射ゲーにアドベンチャー要素・探索要素と完全SFチックなストーリーを付与してみせた「スーパースターフォース」、パッケージのショタっ子は一体どこに行ったの? と思わせること大な「アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃」、後の数々の相撲ゲームに多大な影響を与えた「つっぱり大相撲」まで、「面白くないゲームが一作もない」というのはまず一つ特筆するべきでしょう。打率10割とか、なろう系の異世界転生野球小説でもなかなかない設定ですよ。いや、異世界転生野球ってジャンルが存在するかどうかはよく知らないんですが。

 ここまでの5タイトルをほんの1年半くらいの間にリリースしきっているというのは、現在の感覚からするとちょっと想像し難いことです。1作たった3カ月ちょっとですよ。スタッフの持ち込み私物にドラえもんでも混じってたんですかね?

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